2011年04月29日

東北新幹線全線復旧!

東北新幹線が全線復旧! 青森から鹿児島まで1本に 臨時航空便の役割終わる

東日本旅客鉄道(JR東日本)は29日、東日本大震災の影響で一部区間が運休していた東北新幹線全線で運転を再開しました。この運転再開により、本州北端の青森県から九州南端の鹿児島県まで新幹線でつながりました。

東北新幹線は29日、3月11日に発生した東日本大震災の影響から最後まで運休していた仙台-一ノ関間を復旧し、全線の運転を再開しました。
地震発生翌日の3月12日に九州新幹線が全線開業しており、東北新幹線の全線復旧に伴い、本州北端の青森県から九州南端の鹿児島県まで新幹線でつながりました。

JR東日本では、駅構内などで「つなげよう、日本。」という印象的なフレーズを用いた新幹線のポスターを貼りだし全線復旧をPR。桜前線がちょうど到達する弘前や角館のポスターなどで東北地方の宣伝を強化しています。
23日からJR各社と自治体による共同観光キャンペーン「青森ディスティネーションキャンペーン」が開始されており、大震災で大きく落ち込んだ観光客の戻りに期待が集まっています。

新幹線がつながったことによる航空便との競合もいよいよ本格化します。
すでに愛知と東北を結ぶ航空便などが3月下旬までに大幅に削減されているほか、大阪-九州間などで競合しない航空路線の増便などを図る動きも出てきています。
新幹線の代替として大きな役割を果たした臨時便もその役割が終了して縮小傾向。東京-仙台間、東京-岩手間、東京-山形間では、航空便の臨時便が多数運航されていましたが、新幹線の全線復旧に合わせて、東京国際(羽田)-仙台間は29日から、羽田-花巻間と羽田-山形間は5月9日から臨時便の運航を終了します。

東北新幹線の全線復旧で線としてつながった日本、そして東北。
今後の復興の加速に期待です。

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「つなげよう、日本。」という印象的なフレーズのポスターで新幹線再開をPRしている。航空便にはあまり見られないPRだ。(羽田空港に近いJR蒲田駅で。手前から新幹線写真を使った「つなげよう、日本。」のポスター2枚、岩木山が印象的な「青森ディスティネーションキャンペーン」ポスター2枚、弘前の桜ポスター、角館の桜ポスター)
ラベル:地震 鉄道便
posted by johokotu at 08:45| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする
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