仙台を後にして山形空港へ。
山形は、震災の影響も少なかったこともあり、仙台の代替空港として東日本大震災翌日からフル回転、大きな役割を果たしました。
大震災直後からJALは羽田便を大増便。3月下旬からはANA、4月に入るとADOも臨時便を設定しました。仙台から抜け出す人が殺到し、飛行機に乗れなかった乗客のため東京、大阪へ向かう臨時夜行バスが出発する拠点になったほど。
そんな山形も、仙台空港の再開、東北新幹線・山形新幹線の復旧で人出が激減しています。
ひと段落した山形空港を見ていきます。

久々に来た山形空港
人出は多くなく、元の状況に戻った感じだった。

ANAカウンタ
普段就航していないANAが臨時便を就航している(22日で終了予定)。ANAの手続きカウンタは1階ランド側から見て右側に新設。元々山形県のカウンタがあった場所で、ADOの手続きも行われていた。

臨時便が表示された電光掲示板
ANAは「全日空」、ADOはなんと「エア・ドゥ」表記だった。日本航空の札幌便は、昨年廃止になった路線でいまは「臨時便」だ。

山形×ADO
山形になんと北海道国際航空が登場。普段定期便など全く飛んでいないADO臨時便が飛んでいた。この日はベアドゥ機。ANAの職員も珍しがったこの機体に手を振って見送っていた。ANA、ADOとも22日で臨時便運航は終了し、山形から撤退する予定だ。

がんばれ 東北!!山形空港直行ライナー受付カウンタ
仙台空港の代替として機能していた山形空港。ANA就航に合わせて山形空港と仙台駅間を結ぶ「がんばれ 東北!!山形空港直行ライナー」が運行されていた(15日で終了済)。ターミナルにはその仮設受付が設けられていた。上部の「がんばろう東北 がんばろう山形県!!」にも注目!

がんばれ 東北!!山形空港直行ライナー
写真は赤湯観光バスでの運行便。複数のバス会社が組んで運行されていた。

羽田からの応援メッセージ
山形県観光ギャラリーには、羽田空港から送られてきた応援メッセージが掲げられていた。仙台空港にも同種のものがあったもので、羽田を利用した旅客が寄せ書きしたものだ。

JALからの応援メッセージ
JALカウンタの後部壁にはJALからの応援メッセージが掲げられていた。「私たちはいつもそばにいます」。
(がんばる東北の空港を訪ねるシリーズ企画。次回はしばらくお休みします。)