東日本大震災で大きな影響が出ている空港は東北地方だけではありません。
第3回目の今回は、関東地方の空港として、地震で天井落下などの被害にあった百里飛行場(茨城空港)を訪ねてみました。
茨城空港では、中央ロビー上部の天井パネルが落下。当日のNHKニュースでも速報されています。
ユーチューブNHKオンライン
この映像を見ると、天井落下以外にも、売店や出発口上部の天井部材などが落下する被害にあっていることが分かります。
国内線がスカイマークしか飛んでおらず、あまりクローズアップされていませんが、3月中は航空旅客以外の利用を完全シャットアウトし、1階部分だけで営業していました。現在もソウル便は運休中となっています。
4月1日に全面再開。現在は平常を取り戻していました。
茨城空港へ
外観上は大きな被害はなかったようだ。
中央ロビー
天井部分は白いパネルがあったが、すべて撤去され、黒い天井が完全にむき出しになっていた。
希望の★
ソウル線が運休しているため、毎日運航するのはスカイマークのみとなった。3月中は原発事故の影響もあり茨城から脱出する人々が多くみられ、SKYによる臨時便も運行された。
がんばるぞ!茨城空港!
運休しているアシアナ航空カウンタ前には自由に書き込みができるメッセージボードが設置されていた。紙からはみ出して書くほどたくさんのメッセージが。左後方にソウル線運休のお知らせが出ていた。
全国共通標語の垂れ幕
全国の空港で見られる共通の標語を記した垂れ幕。中央エスカレータ脇に設置されていた。
タッチパネル式案内板
入口脇のタッチパネル式案内板には「がんばろう 茨城」の文字も掲出。
店舗の様子
売店の「亀じるし」では、「がんばれ日本列島」、「がんばろう茨城県民」と書かれたメッセージも。空港どら焼き同様に刻印を変えたどら焼きなどの復興支援商品も売られていた。
自衛隊パネル展示
同居する百里基地の震災後の活躍を写真で紹介するパネルが掲げられていた。
韓流スターからの応援メッセージ
韓国映画「きみはペット」の会見が空港で行われたことからそれを紹介するコーナーが設けられていた。その中で、主演スターらの応援メッセージが掲げられていた。
茨城空港はすでに見物客が戻ってきていて、搭乗率もまずまずの感じでした。
(次回はがんばる東北、ではなく、関東の空港として羽田を取り上げます。)