東日本大震災で影響を受けた空港をめぐるシリーズ、4か所目は関東地方の空港である東京国際空港(羽田空港)を取り上げます。
羽田空港は東日本大震災の日、地震直後に全便運航が停止しました。夕方には滑走路の運用が再開したものの着陸優先で出発したのは数便だけ。アクセスの東京モノレールと京浜急行電鉄、東京空港交通、京急バスともに運休し、多くの利用者が一夜を過ごしたそうです。
翌日から運航は再開し、平常を取り戻したはずなのですが、、、。
実は東北地方からだいぶ離れたこの空港も東日本大震災の影響をまだ受けています。
東京電力の福島原発被災の影響を受け、館内全体で節電が行われているのです。
平常を取り戻してはいるものの、なんとなく暗い羽田を訪ねてみました。
まずは国内線第1ターミナルへ
時計塔の電気は消され、天井の照明も一部しか付いていない暗い暗いターミナルになっていた。
カウンタの様子
SKYのカウンタ。よくよく見てみると、SKYマークの部分が電気が消えている。全体的に暗い。
第2ターミナルの中心部
とにかく暗いターミナル。天井照明はかなり間引きされているのが分かる。
使用停止のエスカレータ
エスカレータはところどころ運転を停止していた。
動く歩道も停止中
ゲートラウンジ内の動く歩道も一部停止中だった。
国際線ターミナルも節電中
節電を告知する電子掲示板。紙貼ればよいような気がするのですが、う〜ん、節電したいのかしたくないのか、、、。
天井照明は真っ暗
ほとんどの照明が点いていない国際線の出発ターミナルの屋根。天井はとにかく暗い。
ちょっとちぐはぐ
国際線ターミナルは閉店後のお店の電気がこうこうと点いている等ちょっとちぐはぐ。節電で停止中と張り紙のあったエレベータもご覧の通り使えるようで、、、。
ちょっとちぐはぐ2
国内線第2ターミナルの屋上。足元の照明無駄に点きすぎ!と思ったのだが、実はこの照明は太陽光発電のエコ照明で電気を一切使っていないとか。節電だらけの関東で、ちょっと心が明るくなれる場所かも。
京急国際線ターミナル駅構内
京急の国際線駅ではエスカレータが停止し、通路も制限されていた。でもこの駅、エレベータかエスカレータを使わないとホームに行けないので、エレベータは全台稼働中。それにしても暗い、、、。
頑張れ東北 負けるな日本
韓国企業の宣伝がつり下がっていた。
空はひとつ 日本もひとつ 美しい国、誇るべき絆 心をひとつに 飛び立とう!
国内線ターミナルの各所では空港ビルの応援メッセージが。上部の空イメージのものは国内多くの空港で飾られている共通デザインだ(メッセージが少し違うようです)。
BLUESKY東北フェア
店頭に東北の商品を集めたコーナーが。東日本を元気にする頑張れ東北!!
ANAFESTA東北フェア
ANAFESTAは対象商品売上金額の10%を義援金にするという。東北とニッポンを元気に!!
羽田空港はもう通常運航中。ただ、まだまだ関東のほかの駅などと同様に館内の節電が実施中でした。暗い館内が明るく戻ることを期待したいですね。
(次回はがんばる東北の空港第5弾、福島空港を取り上げます。)
■2011.06.01 結びつけよう東北! 東京国際空港
■2011.05.24 結びつけよう東北! 百里飛行場
■2011.05.21 結びつけよう東北! 山形空港
■2011.05.19 結びつけよう東北! 仙台空港(3)
■2011.05.18 結びつけよう東北! 仙台空港(2)
■2011.05.17 結びつけよう東北! 仙台空港(1)