■宮古空港 局地的値下げ合戦が激化 いよいよSKY就航
スカイマーク(SKY)は15日、那覇-宮古線に就航します。日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアーコミューター(RAC)、ANAが合計14往復する離島路線に1日5往復で参入することで、同路線だけの異様な値下げ合戦が激化しています。
SKYが就航する那覇-宮古線は沖縄離島路線としては那覇-石垣と並ぶ大動脈路線。現在、1日当たり、JAL系(JTAとRAC)が9往復、ANAが5往復しています。SKYはここに5往復と便数を確保したうえで参入します。
SKYは7月14日、普通運賃9800円、最安値のWEB割21を3800円と運賃を発表したことから、この路線だけで異様な値下げ合戦が勃発しています。
JAL系、ANAは、ともに上記発表を受けて値下げを敢行。14日まで最安値7200円だった運賃を約半額まで下げたほか、これまで設定がなかった1日前、7日前の割引運賃を初導入するなど対抗。マイルが通常の二倍貯まるキャンペーンまで実施しています。SKYはこれらの動きに対抗し、普通運賃7800円、最安値を2800円まで引き下げるなどしており、運賃の急激な下落が起こっています。
宮古と比較される那覇-石垣線や、SKYが参入する15日より前の日は、値下げがほとんど実施されておらず、SKY参入により異様と言うべき値下げ合戦が勃発したことになります。
SKYは鹿児島-奄美線で那覇以外の離島路線に参入したことはあるものの、同路線は1日1往復。路線便数でも十分対抗できる本数での参入は初めてで、JAL、ANAともに警戒を強めた模様です。
宮古にとっては、便数増加と運賃下落と言う良い面がいきなり出た形となりましたが、今後は値下げ合戦から脱落する会社が出ないとも言えず、今後の動きが注目されます。
なにはともあれ、SKY那覇-宮古線、今日15日就航です。
2011年09月15日
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