2007年12月17日

意外と広い九州へ(3日目)

※この旅行記は2011年9月にアップした旅行記です。




■2007.12.17 天草・熊本・福岡・東京国際

やる気のない道の駅に初遭遇 (熊本県初訪問)
最終日。今日は天草に出向いたのち、熊本、大分県央を見学。そのあと福岡→羽田と帰る行程だ。
熊本県は一昨日に初訪問して通過したものの、本格的な訪問は今日が初めてとなる。

朝7時にホテルを出て天草に向かって車を出した。本当は前夜に天草入りし、今日は朝に天草、昼前に熊本、昼過ぎに大分県央とまわりたいと考えていた。しかし宿を熊本市内で取っていたせいで、朝からまず天草へ行かねばならない。昨日までの車の時間を見ると、大分県央を訪問するのは厳しい可能性があり、天草に到達した時点で行くか行かないかを決めることにした。
で、とにかく天草へできるだけ早く到達するため、前日は夜遅くにチェックインしたのに、7時にはチェックアウトをして天草へと向かうことになった。

熊本から天草へは南西進して三角半島を経由する。三角半島はその名称のごとく、熊本側が少し狭く、中に膨らみがある、三角形をしている半島だ。地図を見ていたら半島の南北に1か所ずつ道の駅があったので、効率よく行きは北の宇土マリーナ、帰りは南の不知火に寄ることにして車を進めた。
三角半島の付け根から延びる国道57号線は三角半島の北側を通る道路で、島原湾を望む快適路。鼻歌交じりに車を進めたものの、熊本市内からは結構時間がかかり、宇土マリーナには約1時間もかかって8時頃到着となった。ここではスタンプだけ押して去ろうとしていたのだが、なんとまだ事務所棟は開館前。10時に開くらしいのだが、待ってるわけにもいかないので、先を急ぎ、帰りに寄ることにした。
夜間閉鎖の道の駅はこれまでいくつか遭遇してきたけれど、朝10時にならないと開かない道の駅なんて初めてで、そのやる気のなさに呆れてしまった。まったく、少しでも時間を短縮したいのに、無駄足が増えるとは厄介だ。

天草は小さな島々が連なる風光明媚な場所だ。三角で合流する国道266号線は「天草パールライン」と呼ばれる美しい国道らしいのだが、道がクネクネしていてなかなか距離が伸びない。熊本市内から天草飛行場までは直線距離だとそれほど離れていないように見えるのだが、海岸沿いと山中をクネクネ走るパールラインは思っている以上に時間をロスする道路だった。計画時は1時間くらいでちょちょっと行こうと思っていたのに、結局、熊本市内から天草市内まで2時間もかかってしまった。当然帰りも同じくらい時間がかかるということだから、これはかなりの誤算で、天草に着いた時点で大分県央に寄るのはすでにあきらめた。

天草の市街から天草飛行場までは10分程の距離で利便性は良さそうだ。
空港への道はメインの国道から外れるため交通量も少なく、快適に飛ばしていたのだが、天草飛行場まであと1キロ程度のところで、なんと前の車が突然急ブレーキをかけてきた。こっちはブレーキが完全に間に合わず、反対車線に飛び出してなんとか避けたのだが、なんと前の車は信号がない(というか一見交差点には全然見えない)交差点で左に曲がろうとしたのだ。(反対車線に飛び出る直前に左のウインカーを出したのが見えた。)

まったくふざけた話だ。

だいたい曲がる直前に急ブレーキも急ブレーキだが、免許取るときに「まずはウインカーで後続車に曲がることを認知させ、それを認識させてから減速をかける」と習わなかったのだろうか。反対車線から車が来ていたら正面衝突して死ぬところだった。
実は前日の鹿児島でも似たような車に遭遇していて、そのときはブレーキをかけられたから問題なかったのだが、九州は後ろのことはお構いなしの運転者が多い印象を受けた。

かなりの興奮を抑える間もなく、そこからすぐに天草飛行場に到着した。

天草飛行場は天草市郊外の山中にある。
新しい飛行場らしく、ターミナルは非常にきれいなもので、木を使ったトイレがとても印象的だった。1機のみで運航をしている天草エアラインしか就航しておらず、シャッターチャンスは少ないのだが、今回はたまたま出発便の時間帯に行け、離陸する姿を撮影できた。

201112kyushu006.jpg
広々とした印象の天草飛行場。天草エアラインのみが就航する。

時間がかかる天草の道
天草飛行場を出たあとは、国道266号線を引き返しだ。
天草飛行場の見学は、飛行場自体が小さいこともあり1時間ほどで切り抜けられたが、それでも10時過ぎの出発で、ちょっと時間がオセオセになってきていた。
天草は通行している国道266号線沿いだけでも、天草四郎メモリアルホールなど多数のみどころがあるのだが、時間があまりないので今回は道の駅を除いてすべてパス。ひたすら先を急ぐことになってしまった。せっかく熊本の端まで来ているのに観光ができないとは何とも残念なことになってしまった。

それでも道の駅だけは寄っておきたい。
天草からの帰りは、道の駅不知火に寄るだけで済ませるつもりだったので、三角で右折して三角半島の南側をひたすら東進するつもりだった。ところが、さっき寄った宇土マリーナが営業していなかったから三角で一度左折して三角半島の北側を進み、その後三角半島を縦断することになってしまった。当然ここでも時間のロス。
道の駅不知火に着いた時にはすでに12時半になっていた。

これ以上遅くなると熊本空港の見学も危うくなる。そこで、一般道通行をあきらめて松橋ICから九州自動車道に乗り、時間短縮を図った。
結局、熊本空港には14時過ぎ到着。すでに大分県央に寄るのはあきらめていたものの、想定していたよりも2時間以上も遅い時間で、福岡到着にややギリギリな時間になってきてしまった。


阿蘇の雄大な景色が広がる熊本空港
熊本空港は、中九州の拠点となっていることもあって比較的大きな空港だった。
この空港は、日本一のカルデラを持つ阿蘇に近いことで知られている。大分や今回訪問した鹿児島と同様に、昭和40年代に熊本市街地に近いところから郊外へ移転してきているのだが、阿蘇がかなり近くに見えるせいか、かなり山奥にある印象だった。
ターミナルの反対側は、阿蘇の山々を絡めることができる撮影スポットして有名で、当然そっちにも寄ってみたかったのだが、結構広い空港で見学に時間がかかり、行くことはかなわなかった。

熊本空港は国際線ターミナルが別になっていたこともあり見学にやや時間がかかり、17時前に出発となった。
今日は福岡空港に最悪20時までには着いていなければならず、できれば19時台には到達していたい。残り3時間では一般道で行くのはかなり不安だったので、ここでも一般道はあきらめて熊本ICから高速に乗って一気に福岡へと向かった。カーナビに従い太宰府で下りたら、やや渋滞気味であせったものの、給油してもなんとか20時前には福岡空港に到着できた。

今回二度目の福岡空港。今日間に合わなくなることを想定し、国内線についてはすでに1日目にだいたいの見学を済ませていたので、搭乗まで1時間でもなんとか見学は可能だった。しかし、連絡バスで15分ほどかかる国際線へ見学に行く時間はなく、今回は断念することになってしまった。

帰りのSKYは各席モニター付という豪華仕様。格安なのにこれはすごいと思ったら、操作は一切出来ず、白い画面が点灯しているだけのものだった。機内では眠くて仕方なく、サービスを一切受けないままあっという間に羽田に着いて今回の旅はあっけなく幕を閉じてしまった。

201112kyushu007.jpg
福岡空港ではPI事業のパネル展示が行われていた。博多へごく近い空港ながら広範囲に私有地が存在して多額の土地代がかかっていることで有名な福岡空港。新空港建設か拡張かで揺れている。




■今日の教訓!

天草への道はクネクネ←かなり時間がかかります
営業時間が短い道の駅に要注意←はっきり言って行く意味なし!
SKYには豪華モニター付機材も!←でも映りません




■実際の旅程

12/17 MON
宿07:00(レンタカー)→09:00[天草飛行場]
[天草飛行場]10:00(レンタカー)→11:00道の駅有  明
道の駅有  明11:00(レンタカー)→12:00道の駅宇土アリーナ
道の駅宇土アリーナ12:00(レンタカー)→12:30道の駅不 知 火
道の駅不 知 火12:30(レンタカー)→14:00[熊本空港]
[熊本空港]17:00(レンタカー)→20:00[福岡空港]
[福岡空港]21:15(SKY 026便)→22:45[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線等)→自宅


posted by johokotu at 18:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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