2011年11月02日

羽田_ターミナルがSKY提訴

■東京国際空港(羽田空港) ターミナルがSKYを提訴 施設利用料めぐり対立

東京国際空港(羽田空港)の国内線旅客ターミナルを管理運営する日本空港ビルデング(日空ビル)は1日、「スカイマーク(SKY)に対して、国内線旅客取扱施設利用料代行徴収・納入義務の存在確認等を求める訴えを東京地方裁判所に提起」したと発表しました。

日空ビルが求めたのは、SKYに対する利用料の代行徴収・納付義務の存在確認と、支払いされていない利用料と遅延損害金の支払い。
羽田空港国内線の利用料は、航空会社が航空券に含ませて代行徴収したうえで日空ビルに納入する、オンチケット方式がとられていますが、SKYは9月から代行徴収や納入を全面的に拒絶し、7月分の一部と8月分の合計1億1510万2394円の支払いも拒絶しているとしています。
日空ビルはリリースの中で、「任意の話合いでは状況が進展する見込みがない」と判断し「司法の判断に委ねる」ことになったと経緯を説明しています。

羽田空港国内線の利用料は、国土交通省(国交省)の認可を受け、今年4月に100円から170円に値上げされていますが、SKYは4月以降も利用者から100円分しか徴収しておらず、9月以降は100円分の徴収も実施していませんでした。SKYの未納が続くと、利用する航空会社によって利用料を支払う場合と支払わない場合が生じることになり、不公平感が高まることも懸念されます。

旅客取扱施設利用料は、航空利用者が直接かかわる旅客共用範囲の整備に充当される料金で、鉄道駅の入場料のような存在。設定には国交省の認可が必要で、羽田空港国内線の利用料が4月に値上げされた際は、算出根拠の詳細も公開されています。
国際線では一般的ですが、国内線では事例は少なく、羽田、中部国際(300円)、北九州(100円)の3空港で取り扱われるのみ。百里(茨城)が認可を受けましたがまだ徴収していません。徴収している国内線空港はすべてSKYが就航する空港ですが、他の空港については支払いを拒否しておらず、羽田だけ特殊な事態になっています。

日本空港ビルデング公式サイト
http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/company/
ラベル:羽田 sky
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京国際空港(羽田空港) | 更新情報をチェックする
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