2008年07月19日

日本最長の海の下(1日目)

※この旅行記は2011年11月にアップした旅行記です。




■2008.07.19 東京国際→三沢→青森→(青森市内)

■外人が多い三沢へ (青森県初訪問)
北東北初訪問となる今回の旅。初日の今日は羽田から三沢へ飛び、レンタカーで青森市内へ行く行程だ。
朝起きて天気予報を確認したら、今日は曇りの予想。明日以降は晴れと出て、大きな崩れはなさそうだった。
今日は朝一便搭乗なのだが、8時直前の便なので、いつもより少し遅く6時頃に家を出た。

三沢便はJASから引き継いだJALしか運航がなく、第1ターミナルからの出発。手続きを済ませて搭乗口へ行ったら、ターミナル北側のりばからのバス輸送だった。
バス輸送は久しぶり。乗ったバスはだいぶ長距離走行し、北端の貨物ターミナル近くのスポットからの搭乗になった。飛行機はこれまであまり搭乗したことがないMD機。搭乗時にまわりをみてみたら、駐機している機体はMD機が多く、特別な感じがするものだった。
三沢便は新幹線との競合路線であるせいか利用者はそんなに多くなく、そのせいでバス便となっているかのような感じだった。距離はあまり長くなく、うとうとしていたら、あっという間に着陸となってしまった。

三沢飛行場は、日本で唯一、米軍、自衛隊と三者で共同運営している飛行場だ。基地機能がメインなため、民航エリアと呼ばれる民間使用区域は滑走路の端の方にある。三沢便のお客さんは米軍人が多いし、滑走路とエプロンの間には侵入を防ぐための電動ゲートがあるなど、珍しい感じがする空港だった。
レンタカーは9時30分貸し出しで予約していたが、ターミナルを見てから貸し出しを受けたので、11時頃に受け取り、まずは空港の東側にある青森県立三沢航空科学館へと向かった。三沢はミス・ビードル号が世界で初めて太平洋横断した際、日本側の出発地点となったことで知られている。現在も市街地以上の広さで三沢基地が広がる航空の街で、航空科学館もそんな縁から整備されているようだ。自衛隊の全面協力で整備されている博物館は展示されている機数が多く見応えがあった。

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空港東側にある航空科学館。かなり巨大な建物が突然姿を現した。航空科学館内にはJACのYS-11機なども展示されていた。


■水に手が届きそうな奥入瀬
航空科学館がかなり見ごたえのある施設で、出る頃にはもう12時近くなっていた。今日は日が落ちる前に青森空港に着いてなければならないので、少し急ぎ気味に車を出した。
ここから青森空港までは、国道4号線からみちのく道路を走るのがもっとも行きやすい。ただ、真っすぐ行くと早く着きすぎるし、せっかくなかなか来られない場所に来ているから、あまり遠回りせずに行ける名所である十和田湖と八甲田山に寄ることにした。
三沢から十和田湖へは、西進して十和田市を抜けていく。まずは三沢市の市街地を通過するのだが、市内の信号で二度、反対車線の右折車に直前で横切られブレーキをかける事態に遭遇した。全国回ってきているが、こんな乱暴な運転者が多い街ははじめてで、ちょっとイラついてしまった。

※実はこのあと十和田市内でも同じ乱暴運転にあった。この辺りは、少しでも間が空いたら、直進車などお構いなくさっさと右折するお国柄らしいので、青森で運転する際は交差点手前から加速しないよう注意が必要だ。交通ルールも地域ごとにさまざまな特徴があるようだ。

三沢駅を通過した後は、左側に十和田観光電鉄が平行して走る県道10号線を西進した。十和田観光電鉄は、道路と平行して同線が走る結構無駄な感じがする鉄道だ。こんなところで渋滞なんて起きないだろうから道路でも定時運行は可能だし、わざわざ鉄路にしなくてもバス輸送でいけそうな気がするのだが、路線維持をがんばっているようだった。

十和田市内でちょっとした渋滞を抜けた後、道の駅奥入瀬に寄り道したら、今日十和田湖でお祭りをやっているとポスターがあった。そういえば運転中あまり注意していなかったが、途中の道路には交通集中による渋滞注意の垂れ幕が出ていた。さっき十和田市内で信号渋滞に巻き込まれた直後で、観光客渋滞に巻き込まれたら、青森空港到着が遅れると少し不安になってしまった。(実際には渋滞はまったくなかったのだけれども、、、。)

十和田湖に着く前にまずは奥入瀬渓流を通過した。
奥入瀬渓流は北海道によくあるような、森の中をゆるやかな河川が流れる渓流だった。水面が非常に近くにあり、水に手が届きそう。本州ではなかなか見られない風景が広がっていて、是が非でもハイキングしたくなる感じだ。島嶼ここに寄る予定は全くなかったのだが、ドライブをしていたらその光景に目を奪われてしまった。本当はビジターセンターに車を停めて歩いてみたかったものの、時間が余っているわけではないので、銚子大滝に寄った以外は窓を開けてのドライブのみとなった。

奥入瀬渓流を抜けたらすぐに十和田湖になった。時計まわりに一周する途中、休屋にビジターセンターや有名な乙女の像があるというので寄ってみたら、駐車場が車で溢れていた。祭りはここで行なわれていて、出店が多数出て大賑わいだった。

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駐車場は有料だった。ひとまず乙女の像だけは写真に撮ろうとちょっとしたウォーキングをしてから青森へと出発した。十和田湖は青色が結構きれいな湖だった。


■寂しい地方都市

休屋を出たあとは引き続き時計回りに十和田湖をぐるりとまわり、奥入瀬手前の惣辺バイパスから焼山へ抜け、十和田ゴールドラインを八甲田方面へと向かった。
八甲田山はなんとなく危険なイメージしかなかったのだが、まるでそれを助長するかのように、近づくにつれて霧が出てきてしまった。運転には全然支障がない程度なのだが、遠景は望めない状況。時間もあんまりないし、ロープウェーで行ける山上には行かず、そのまま素通りすることになってしまった。本当は有名な酸ケ湯温泉にも寄りたかったのだが、日が落ちるまでに青森空港に着きたかったこともあり、完全に通過しただけになった。

八甲田から青森空港へは、一度青森市街地に近い平地に出たあと、再び山を上る形になる。八甲田からは意外と近く、小一時間で行くことができた。

※空港直前から有料の青森空港道路となったのだが、よくよく調べてみると、旧道を行ってもそんなに距離長くはなくアクセスできる場所だったようだ。ただ、有料道路を通っていると、駐車場がタダになるので、駐車場を利用する場合は、ぜひ利用したい。

青森空港は青森市南部の山間部に造られた空港だ。地方空港としては珍しく駐車場が二層で連絡歩道橋がターミナル2階と直結しているなど、結構おもろい構造をもつ。ANAをはじめSKYも就航したことがあるものの、今はJALのみの運航であまりお客さんは多くなかった。近々新幹線延進も予定されており、今後の動きが注目される空港だった。

空港で早夕食を済ませたあとは、青森市内へと向かった。すでに日が落ちた時間帯。時間があれば三内丸山遺跡も訪れたかったのだが、結局実現しなかった。

青森駅前の営業所に車を返却したあとは、ひとまずホテルへ直行。一休みしたあと夜の街に出て、買い物でもしようと思ったものの、飲み屋ぐらいしか開いてる店がなく、閑散とした街で見るべきものがない。結局明日の下見も兼ねて青森駅に寄って、津軽今別-函館間の自由席特急券と乗車券を購入しただけですぐにホテルに戻り、テレビを見ながら就寝となった。




■今日の教訓!

三沢に行ったら航空博物館は見るべき ←展示内容充実です
奥入瀬はぜひ歩きたい ←とにかく水面が近い美しい渓流です
十和田湖は乙女の像 ←休屋にあります




■実際の旅程

07/19 SAT
自 宅06:00(京急線)→07:00[東京国際空港]
[東京国際空港]07:55(JAL1225便)→09:10[三沢飛行場]
[三沢飛行場]11:00(レンタカー)→11:15三沢航空科学館
三沢航空科学館12:00(レンタカー)→13:30奥入瀬渓流・銚子大滝
銚子大滝13:30(レンタカー)→14:00十和田湖(休屋)
十和田湖15:00(レンタカー)→17:00[青森空港]
[青森空港]19:00(レンタカー)→20:00青森駅
青森駅20:00(徒歩)→20:30青森市内
(ニッポンレンタカー/青森プラザホテル 泊)


posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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