青森空港 新幹線開業効果で羽田線利用者が1割以上減少
各社の報道によりますと、6日の青森県議会総務企画委員会で、「青森―羽田間の昨年12月から今年10月までの航空機利用者数が前年同期比で11・9%落ち込み、53万5107人にとどまった」(読売新聞)ことが明らかにされたそうです。
青森県議会総務企画委員会で話題になったのは青森空港の利用状況で、東北新幹線の全線開業に影響され、利用者数が1割以上も減少している模様です。
毎日新聞によれば、「特に最終の下り新幹線と競合する午後7時45分羽田発の最終便の落ち込みが大きい。このため県は、最終便を30分程度遅らせる方向で日本航空と協議を始めた。」と報道されており、新幹線との競合がかなり利用者数の変動に影響している実態が明らかとなってきたようです。
東北新幹線は八戸-新青森間が昨年12月4日に開業し、東京-新青森間が全線開業しています。3月11日の東日本大震災後に運休していた期間があり、青森空港利用者の増加要因にはなったものの、1年を通じては利用者を維持できず、大きな影響が出てきてしまったようです。
■青森―羽田 利用者12%減(読売新聞公式サイト)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20111207-OYT8T00136.htm
■日航羽田便:利用客11.9%減53万5107人 県、最終便延長協議 /青森(毎日新聞公式サイト)
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111207ddlk02020007000c.html
<参考>
■東北新幹線が正常ダイヤへ 東京・青森3時間10分 航空便競合いよいよ本格スタート(空の駅情報館 2011年9月23日配信)
http://johokotu.seesaa.net/article/227179785.html
■東北新幹線が全線復旧! 青森から鹿児島まで1本に 臨時航空便の役割終わる(空の駅情報館 2011年4月29日配信)
http://johokotu.seesaa.net/article/198312257.html
■東北新幹線が仙台まで復旧へ 29日には全線復旧(空の駅情報館 2011年4月24日配信)
http://johokotu.seesaa.net/article/197588216.html
■青森空港 航空便は小型化へ 新幹線にはやぶさ投入(空の駅情報館 2011年3月5日配信)
http://johokotu.seesaa.net/article/189040572.html
■青森空港 競合新幹線最速列車は3月5日から(空の駅情報館 2010年11月12日配信)
http://johokotu.seesaa.net/article/169189901.html
■青森空港 航空便の再編加速? JRがダイヤ改定時刻を発表(空の駅情報館 2010年9月25日配信)
http://johokotu.seesaa.net/article/163704529.html
2011年12月08日
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