2012年06月08日

岩国_再開は12月13日から

■岩国飛行場(岩国錦帯橋空港) 民間航空再開は12月13日から

国土交通省(国交省)は8日、岩国飛行場(岩国錦帯橋空港)の民間航空の再開について、供用開始目標日を今年12月13日にしたと発表しました。目標日発表に合わせ、ANAも同日から岩国-東京国際(羽田)線の運航を開始すると発表しています。

国交省が8日発表したのは、岩国飛行場で民間航空を再開する供用開始目標日。今年12月13日を目標にするとしています。
この発表を受け、開港に合わせた定期便就航をすでに発表しているANAは同日から岩国-東京国際(羽田)線の運航を開始すると発表しました。運航ダイヤや運賃などの詳細は確定次第発表するとしています。

岩国飛行場は平成24年度内の開港を目指していましたが、これまで開港日は示されていませんでした。国交省では、「年内の供用開始という強い地元要望」を受けて供用開始目標日を調整していました。今回の発表はあくまで目標で、まだ正式な供用予定日とはなっていませんが、年内開港が実現することになりそうです。

岩国飛行場は昭和15年に開場。昭和27年、戦後初めて羽田とともに国際空港になり、定期便も就航していました。しかし、昭和36年に広島空港(現在の広島西飛行場)が開港したこともあって昭和39年12月に定期便が運休されています。半世紀近くもの長期中断を経て再び民間定期便が就航するのは日本の航空史上初めてです。
岩国飛行場は山口県の空港ですが、広島市内への距離は、広島空港から広島市内への距離と大差はないうえに鉄道駅に近いこともあり、広島経済圏からの利用も期待されています。48年前に岩国飛行場から定期便が運休する一因にもなった広島西飛行場は今年11月15日に廃港予定となっており、広島経済圏の空港を再度引き継ぐ点でも注目されます。

国内での空港新設予定は、岩国以外では、移設を伴う新石垣(来年3月7日開港予定)しかなく、その後の新設予定はありません。純粋な空港新設は岩国が国内最後になる予定で、半世紀ぶりの再開という出来事と合わせ、日本の航空史上かなり珍しい瞬間が年内におとずれることになりそうです。

岩国飛行場の民間航空の再開について(供用開始目標日について)(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku06_hh_000004.html

ANA、2012年12月13日から羽田=岩国線を開設!(ANA公式サイト)
http://www.ana.co.jp/pr/12_0406/12-034.html
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 岩国飛行場(岩国錦帯橋空港) | 更新情報をチェックする
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