2008年09月07日

鉄道で南東北へ(3日目)

※この旅行記は2012年6月にアップした旅行記です。


■2008.09.07 (山形)→仙台→(東京)

■名前の通り山の上のお寺
二日目の今日は朝早くに山形を出て山寺を訪問、仙台空港に行ったのち東北本線を乗り継いで東京へと戻る日程だ。最遅で仙台を16時に出れば、東京に24時頃到着できるが、早めに出れれば14時くらいには仙台を出たいと考えていた。

朝は6時前に起床。
今回のホテルは、駅前のホテルと思っていたのにそうでなかった。駅までやや歩くので、少し早めにホテルを出て山形駅へ向かい、7時過ぎの仙山線に乗り込んだ。
仙山線は山形と仙台を結ぶ幹線だが、朝早いのせいか乗客はあまり多くなかった。快速だったので山寺まではたった3駅、15分ほどとあっという間の乗車だった。

山寺は山形県を代表する観光地だ。地図で見ると駅前にあるので、30分位でささっと参拝を済ませるつもりでいた。
ところが、駅に着いてみると、往復標準で二時間程度はかかるような案内が出ている。なんでやねん、と思って駅舎を出たら、正面の山の山腹、かなり高い位置に建物が見えた。

山寺はその呼び名のごとく、かなりの段数の階段を登らないと辿り着けない山の上のお寺だったのだ。

当然ながら参拝には時間がかかった。ヒーヒー言いながら石段を登ることになり、やや小走りに登ったのに頂きにたどりつくまでに30分強もかかってしまった。
やっとこさ登り切ったのに、訪問するのが朝早すぎたのか、まだ朝の読経がはじまったばっかり。門から中に入れない建物もあり、開いているのか閉まっているのかよく分からない状態だった。
ただ、訪問者も少ない中でゆったりとした時間を過ごすことができ、絶景を存分に味わった。

下山も約30分。山寺駅に戻って再び仙山線へ。まっすぐ仙台へと向かった。

20080702.jpg
山寺からの眺め。絶景。


■仙台空港周辺は市民の憩いの場
仙台には山寺駅から一時間ほどで到着。朝からの山登りで疲れ果てていたせいか、仙台近くで車内が激混みになるまでぐっすり寝込んでしまった。

※今回旅に出る前に元山形県民に、山形から仙台までの移動についてリサーチをしていた。その際、元県民には、所要時間が短いし安いから高速バスがおすすめと言われていた。今回は山寺に寄るうえ18きっぷ使用だから鉄道にしたのだが、仙山線は仙台が近くなると学生らの利用も多く、立ち客で床が見えないくらいの混雑だったので、ゆっくり座っていけるバスは確かにおすすめなのかもしれない。

仙台からは仙台空港鉄道直通電車に乗り換え。仙台空港までは仙台から20分強で、11時頃には到着することが出来た。地図を見るかぎりでは、仙台駅から仙台空港までもっと近いと思っていたのだが、意外と離れているようだった。

※仙台空港鉄道はつい数年前にできたばかりの新しい路線だ。名取から全区間が高架かトンネルで、眺めが抜群。名取付近からしばらくはベットタウンで、一駅目にはイオンモールも出店している。空港近くは農地に家々が点在する地域となっていた。仙台駅から空港までは20分強とそれなりに早い。鉄道開通以前に運行していたバスは小一時間かかっていたそうなので、それに比べれば利便性が大幅にアップしたと言えそうだ。

仙台空港は東北を代表する空港だ。国内でも数例しかない交差滑走路を持ち、離着陸は頻繁。駅と直結し利便性も高い。建物もかなり大きく立派で、見学にもけっこう時間がかかった。
昨日日本海沿いの庄内空港に行ったばかりなのに、今日は太平洋沿いの仙台空港だ。こちらは庄内空港と違いほんの少し海から離れてはいるものの、地図で見ると太平洋はすぐそこ。ただし、庄内空港同様に海側に防風林があり、海の様子をうかがうことはできなかった。

空港東側には太平洋の海岸に平行する形で運河(貞山運河)がある。
館内見学後は、この貞山運河沿いを歩いて空港北東側にある公園へ向かった。運河周辺にはグラウンドなどもあるようで、学生など多くの人がスポーツを楽しんでいた。貞山運河では地元の大学生がレガッタの練習中。公園にも飛行機を眺めにきた親子連れやスポッターが多数いて、空港周辺は市民の憩いの場といった感じだった。

20080704.jpg
貞山運河脇の道には飛行機を眺めに来た人がいっぱい。脇の公園にも多くの家族連れが訪れ、のんびりした時間が流れていた。


■乗継続きで帰京
仙台空港には結局3時間ほど滞在。14時前に空港を出発し東京を目指した。
再び仙台空港駅から電車の移動だ。

まずは名取へ移動。名取で東北本線に乗り換えて南へ向かう。
接続したのは白石行だった。白石は福島県に入る直前の地方都市だ。駅の時刻表を見ると、20分後ぐらいに福島行が来るのだが、待っているのも面倒くさいし、白石まで行けば接続便があるかと思い乗車した。
結局白石では接続電車はなく、後続の福島行に乗車する羽目になったが、白石での待ち時間にキオスクに寄ることができた。

福島までは名取からの白石行も含め結構混んでいて、なかなか座席に座れない状況が続いた。
福島では新白河行が接続。ここから一気に福島県を縦断することになった。この区間では本当は途中の須賀川で下車して福島空港に行きたかったのだが、寄り道していたら今日中に東京に着けないので断念した。

新白河では30分ほど待っての乗換になったのだが、なんと乗るのは後続の黒磯行。この黒磯行は福島始発で、さきほど白石で行ったのと同じような乗継だった。しかも新白河駅は新幹線停車駅ながら駅前にはほとんど何もないところだった。そもそも白河の街は隣の白河駅周辺に広がっていて、新白河駅はおまけ的。30分ほどの待ち時間は何もできずにホームで過ごすことになってしまった。

白石でも新白河でも約30分待ちで後続電車への乗継だったから、駅備えつけの時刻表で調べてみたら、名取駅を1時間後に出る電車でも同じ電車になることが分かった。時間をかなり無駄をしていたうえ、数駅乗って黒磯でも乗り換えと面倒臭い事態となった。

黒磯から先は完全に夜間運行。宇都宮の乗り換えで餃子の弁当を手に入れようと思っていたのに、時刻が遅いからか販売はなく断念した。
宇都宮から東京までは完全な爆睡で、あっと言う間に今回の旅もお開きとなった。




■今日の教訓!

山寺は足腰使います!←奥の院までの石段数は1000段以上だそうで、、、
仙台空港周辺は家族連れで楽しめる!←公園が多数整備されています
[東北本線]ダイヤはよく調べてから!←運行本数少ない区間に合わせて乗り継ごう




■実際の旅程

09/07 SUN
山形市内07:15(仙山線)→07:31山  寺
山  寺09:14(仙山線)→10:18仙 台 駅
仙 台 駅10:34(仙台空港鉄道線)→10:58[仙台空港]
[仙台空港]13:54(仙台空港鉄道線)→14:05名 取 駅
名 取 駅14:18(東北本線)→14:54白 石 駅
白 石 駅15:16(東北本線)→15:50福 島 駅
福 島 駅15:58(東北本線)→17:37新白河駅
新白河駅18:11(東北本線)→18:33黒 磯 駅
黒 磯 駅18:38(東北本線)→19:27宇都宮駅
宇都宮駅19:39(東北本線)→21:13上 野 駅
上 野 駅21:20(京急線等)→22:00自宅

ラベル:仙台空港
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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