2012年09月23日

成田_羽田へ鉄道で2桁に

■成田国際空港 羽田までの鉄道が時間短縮でついに二桁に

成田国際空港に乗り入れる京成電鉄と北総鉄道、東京国際空港(羽田空港)に乗り入れる京浜急行電鉄(京急)、両線をつなぐ東京都交通局(都営)は19日、10月21日に実施予定のダイヤ変更内容を発表しました。成田空港-羽田空港間がついに100分を切るなど大規模な内容となっています。

4局社が発表したのは、10月21日に実施するダイヤ変更の内容。京成・北総が成田空港、京急が羽田空港関係の列車を中心にした変更が発表されました。

今回の変更は、京急蒲田駅付近の高架化完成に伴うもの。京急は、完成に合わせて羽田空港発着の増発するほか、所要時間短縮(→詳細は「羽田_鉄道増便し速達化へ」で配信済)。一方、京成と北総は、この変更に合わせて、成田湯川-空港第2ビル間で行っているアクセス特急の通過退避時間を見直すことで所要時間短縮を図るとしています。
羽田(京急)側では、エアポート快特による品川までの所要時間を最大1分短縮。一方の成田(京成)側では、アクセス特急による押上までの所要時間を最大9分短縮。これにより、成田空港-羽田空港間は、40分間隔で運行する、京成・北総線内アクセス特急、京急・都営線内エアポート快特の最速列車所要時間が、成田空港行が最大8分短縮し最速95分、羽田空港行が最大15分短縮し最速93分に大幅改善する予定です。
京成では、早朝時間帯下りと夕方時間帯上りのスカイライナー増発も発表。上野から成田空港にこれまでより32分早い6時42分に到着できるようにするほか、利用者が多い14時台〜16時台は上りスカイライナーを20分間隔で運行するとしています。
また、北総では、これまで利便性の悪かった普通の接続を見直し、沿線から羽田方面への所要時間を短縮すると発表しています。

羽田空港と成田空港間を直通する速達列車は、京急が平成10年11月に羽田空港駅を開業した際、羽田側、成田側とも、特別料金がいらない一般電車で最速のエアポート快特としてスタートしました。当時は最速102分で運行していましたが、通しで乗る利用者が少ないこともあってか、最速列車どうしの直通運転はなくなり、所要時間が増加していました。その後、平成22年7月の成田スカイアクセス線開業に合わせ、羽田側がエアポート快特、成田側がアクセス特急となる一般電車最速列車どうしの直通運転が再び開始されましたが、最速103分とあまり速達化されていませんでした。
今回の変更で、羽田空港と成田空港間は、電車利用でもついに100分を切って二桁の分数でアクセスできるようになります(日中時間帯に40分間隔ですが、、、)。両空港間はバス(東京空港交通)が標準65〜85分(日中10〜20分間隔)で結んでいて、競争激化も予想されます。

10月21日(日)京成線ダイヤ改正(京成電鉄公式サイト)
http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/120919_02.pdf

〜都心へ、成田・羽田へ〜 グーンと便利に!!(北総鉄道公式サイト)
http://www.hokuso-railway.co.jp/topics/2012/041/041.pdf

羽田が、成田が、もっと近くに!!スカイツリーへも簡単アクセス!!10月21日から 都営浅草線 ダイヤ改正(東京都公式サイト)
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2012/sub_p_201209193892_h.html

品川⇔羽田国際線12分! 10月21日(日)ダイヤ改正で,羽田へ都心方面からも さらに速く(京浜急行電鉄公式サイト)
http://www.keikyu.co.jp/company/20120919HP%E3%80%8010%E6%9C%8821%E6%97%A5%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E6%94%B9%E6%AD%A3%EF%BC%88%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E6%A6%82%E8%A6%81%EF%BC%89.pdf
posted by johokotu at 17:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 成田国際空港(成田空港) | 更新情報をチェックする
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