■2012.09.03 北九州→東京国際
■羽田からの帰り方は、、、
日付をまたぐ深夜便。1時間半の飛行は、寝ている間にあっという間に過ぎ去って、羽田にはほぼ定刻に到着した。
深夜遅いし、これにて今回の旅を締め括りたかったのだが、羽田での乗客の行方が気になってしまった。
今回乗った便の羽田到着は24時35分で、鉄道やバスが軒並み終わり、自力で目的地へ向かわなければならない時間帯だ。SFJが深夜便を飛ばしていた時代は、24時頃の到着だったから、時間ピタリで着いて走ればなんとか京急の終電(24時20分位の蒲田行き)に間に合っていた(=蒲田乗換で横浜位まではアクセスできていた)し、人数も多くなかったから、搭乗客の帰り方などあまり気にしていなかった。
だが、今回は、終電には完全に間に合わないダイヤだから、絶対に公共交通では夜のうちに空港を脱出できない。しかも、手荷物受取場に着いたら、同時間帯に到着する新千歳からの乗客も加わり、かなり混雑するほどの人数がいた。
羽田の国内線ターミナルは夜間閉館なので、乗客のほとんどは外に出されてしまう。これだけ多くの人々がどう空港から出ていくのかは非常に興味深く、深夜でさっさと帰りたいのに少し見学してまわってしまった。
まずは館内の状況から。
館内はいたるところでシャッターが下り、警備員が多数配置されていた。やはり全員追い出して閉館するようだ。
まず見られたのは駐車場へ向かう人たち。SKYが着く北ウイングは第二駐車場が直結しているので、到着出口を出てすぐ脇のエレベータに乗る人がちらほら見られた。その他の駐車場を利用してる人はいったん外に出て向かっていた。
迎えにきてもらう人も多く、前面道路にはマイカーがずらり。昼間には見たことがない光景が広がっていた。
公共交通が運行していない時間帯だから、マイカー利用は当たり前といえば当たり前だろう。
外に出ると、真正面の16番バスポール発で国際線行の無料バスが運行されていた。通常なら路線バスが発着するところだ。
公共交通利用なら、このバスで国際線に行き、国際線で一夜を明かした後、始発電車に乗り継ぐのが一番安上がりで済む。結構多くの人が利用していて、バス停前にはかなりの長い列ができていた。機内アナウンスでは、1便片道の限定運行とのことだったが、一回では全員乗り切れず、2便以上が運行されたようだ。若い人が多かったので、バス利用者はマイカーを持っていない人が多かったのかもしれない。このバスの国際線到着は午前1時前だった。
意外だったのはタクシー。無料バスと同じくらい長い行列ができて、待っていた車がひっきりなしにやってきていた。羽田からだと、大田区内の一番近い街でも深夜料金が加わって3000円以上かかる。飛行機は格安のSKY利用なのに、アクセス交通には多少金をかけても気にならないのだろうか。利用する人が結構いたのには少し驚いてしまった。
これ以外には、今年春にオープンしたカプセルホテルに行く人も数人。こちらは一度外に出てからまた館内に入る経路になっていた。
こうして見ていると、みなそれぞれ帰る方法を上手く見つけているようだった。アクセスの公共交通があったに越したことはないものの、飛行機を飛ばせば、それなりにアクセス出来るということなのかもしれない。
※羽田発の深夜バスは、国際線での到着客をターゲットにしていて、国際線の発着路線になっている。SKY深夜便の利用者はそれなりに人数がいたので、路線バスがある蒲田とか、近場の大規模ターミナル駅である品川や横浜ぐらいまでなら深夜バスを走らせてもよさそうな気もするのだが、、、。
自分はと言うと、国際線まで無料バス→徒歩で天空橋→天空橋の駐輪場からチャリに乗って帰った。自宅が大田区内でこういった行き方ができるからちょっと得した気分だ。
ただ、結局自宅に着いたのは2時前。翌日からの仕事を考え、すぐに眠りにつくことになった。
空港が新しい流れに乗り始めたのを感じつつ、こうして今回の旅も終了した。

深夜の羽田空港に人の列。国際線行きの無料連絡バスは16番ポールからの出発だった。
■今日の教訓!
・夜の羽田も意外と帰れてる?←タクシー利用が多いようです
■実際の旅程
09/03 MON
[北九州空港]23:00(SKY084便)→00:35[東京国際空港]01:00(徒歩・自転車)→02:00自宅