2012年11月22日

最後は火山の空港へ(旅行前)

※この旅行記は2012年12月にアップした旅行記です。



■2012.11 三宅島・東京国際の旅行前

いよいよ最後の空港へ!
空港をめぐって約7年。いよいよ残りは三宅島のみになった。
実は、三宅島には運航が再開された4年前から訪問を考えていた。これまで10回以上訪問を計画したのだが、いずれも飛行機が飛ばなかったため、いまだ訪問できていなかった。

三宅島には、東京を深夜に出て早朝に着く船(復路は三宅島を昼過ぎに出て夜着)か、昼のヘリ、同じく昼一往復の飛行機のいずれかでしかアクセスできないのだが、飛行機は火山ガスの影響で就航率が三割程度と使いづらいものになっている(三割飛ぶにもかかわらず、10回以上行こうとしていまだに行けていないとは、あまりにも当たりが良くない。)。

三宅島になかなか行けない理由には就航率の低さももちろんあるのだが、一日一往復運航という離島ならではの問題も訪問を難しくしていた。
自分の場合、目的は飛行機に乗ることではなく、空港の見学だ。過去の旅行記でも書いているが、飛行機に乗っていき、すぐあとの折返便で帰ってくるという気軽な訪問ができず、一日一往復では最低でも二日の日程が必要になる。
逆に言うと、空港に行ければいいのだから、必ずしも飛行機に乗る必要はなく、他のアクセス方法があれば、それでいい。三宅島の場合、ヘリと船は九割以上の就航率なので、島に行けないことはないのだが、飛行機が飛ばないとターミナル閉館にあってしまう可能性があり、行く意味がなくなってしまう。このため、絶対的に飛行機が飛ぶ日に行く必要があるのだが、それがなかなか飛ばないからいまだ訪問ができていなかったのだ。

しかもここ数年は忙しく二日連続の休みがとりにくくなった上、とれてもいずれか一日がつぶれてしまうことが多く、三宅島に行けるチャンスが少なかった。
とにかく訪問しづらい空港のひとつだったのだ。

これまで飛行機の予約を済ませたときのうち、2回は悪天候による欠航、1回は機材整備による欠航、それ以外は火山ガスによる欠航を受けてきた。羽田で待ちぼうけをくらったのも複数回。一度は出発時刻ギリギリまで就航が決まらず、土壇場欠航も体験している。とにかくいつになっても行けそうにない感じがしていた。


行き方を変えてみた、、、
これまで、三宅島への予定行程は決まっていた。行きは土曜の昼の飛行機で羽田から三宅島へ。三宅島で一泊後、帰りは日曜昼の飛行機で羽田へと戻る行程だった(仮に復路が欠航なら船に変更して日曜中に東京に帰還するという流れ)。
行きは船で帰りが飛行機でもいいんじゃないか、という人もいるだろうが、飛行機運休日にターミナルが閉まっている可能性を考慮して、どうしても行きに飛行機を使おうとしていた。

だが、この行き方は二つデメリットがあった。
一つは行きの飛行機が飛ばなかったとき三宅島に行けなくなること。二つ目は三宅島に飛べても日曜に天気が悪くなると島流しにあう可能性があることだった。島で二日続けて良い天気になるのはなかなか難しい。
これまで見事に一つ目の理由で連敗してきたのだが、天気予報を見て土曜が良くても日曜が良くない日に予約もせずに断念した日がいくつかあった。

そこで今回はこれまでと行き方を変えることにした。行きを船にして、帰りを飛行機にすることにしたのだ。
この行き方だと、ターミナル閉鎖にあう可能性があるが、その可能性をぐんと減らす方法が分かったのだ。

実は今年8月、宿に予約を入れた際に「土曜は西風だから飛行機はたぶん飛ばない。なんとか船で来られないか。」と打診されたことがあった。
よく考えてみると、空港は噴火している雄山の東側にあり、火山ガスの影響は西風時に大きそうだ。三宅島観光協会のブログに毎日の運航状況が載っており、気象庁の統計と比較して調べてみると、確かに飛行機が欠航するのは西寄りの風のときばかりで、逆に東寄りの風のときは就航していることが多い。予報が東寄りの風のときを狙えば、飛行機の運航可能性がぐんと上がるから、その日を狙って渡島することにしたのだ。

行きが飛行機だとどうしても一泊せざるを得ないが、行きが船なら深夜発で実質日帰りにでき、土日に二回渡島に挑戦できるメリットもある。9月以降はこの行き方で行ける風向きの日を待っていた。

9月、10月は土日もやることが多くて、三宅島に行ける日は少なく、火山ガス欠航で結局行ける日はなかった。
11月は、17日、18日、23日、24日のいずれかで行くのが可能だった。
まず狙った17日は風雨が強い予報で船の運行も危うかったので断念(実際飛行機は運休)。18日はギリギリまで微妙な予報だったが、前線の抜けが遅く断念せざるを得なかった(同じく運休)。日帰りでの狙いに変えてから、平日はだいたい晴れで風向きも東向きの日があるのに、土日になると天気が悪化することが多く、お天道様も意地悪だった。
しかし、19日の時点で、23日昼以降東寄りの風と良い予報が流れていた。以降毎日予報をチェックしていると、東寄りの風に変わるタイミングは徐々にずれ、24日昼前になったものの、22日の時点でも24日は東寄り風。23日の渡島は断念した(実際飛行機も飛ばなかった)ものの、24日に訪問することで決定した。
気掛かりだったのは23日深夜の予報が、やや強風で小雨予報だったこと。船がつかない可能性があったが、その場合でも島流しにはならないので、24日の上陸を確定した。

アクセスの予約(飛行機・船)
23日朝に渡島を決めたら、すぐに帰りの飛行機を予約を済ませた。座席指定はできなかったので、当日早めに空港に行って窓口で済ませることにした。
行きの船は、繁忙期でないから当日購入で問題ないと判断し予約はしなかった。

現地移動の予約(レンタカー?)
現地の足であるレンタカーは予約が必要。シマダスや三宅島観光協会によれば、三宅島には三宅島交通とコスモレンタカーの2社が営業している。
値段がどのくらいかわからないが、帰りに空港にアクセスしやすいコスモレンタカーへ連絡を入れた。
23日昼間に連絡を入れたが、すんなり予約が可能。営業開始時間からと話をしたら、船到着の早朝時間帯から貸し出し可能とのことだったので、送迎付で予約を入れた。

宿泊の予約
今回は宿泊はなかった。

三宅島は火山がいまだに噴火している島。上陸時はガスマスクの携行が義務付けられている。実は渡島を計画していた4年前にすでに購入していたので、準備は完了済。
いよいよ三宅島上陸へ4年越しの渡島が目の前に迫っていた。




■ここまでの教訓!

三宅島には行き船、帰り飛行機で挑戦してみよう!←日帰り観光も可能!
三宅島にはガスマスクを携帯!←竹芝か羽田で買おう




■今回の予定旅程

11/23 FRI
自宅(JR京浜東北線等)→浜松町駅21:00(徒歩)→21:15竹芝桟橋22:20(東海汽船)
(東海汽船船中泊)

11/24 SAT
(東海汽船)→05:00三宅島(日によって寄港地が変わる)05:10(レンタカー)→11:00[三宅村場外離着陸場(三宅島ヘリポート)]11:15(レンタカー)→12:30[三宅島空港]13:20(ANA1850便)→14:00[東京国際空港]14:30(京急線等)→自宅
(コスモレンタカー/宿泊なし)


posted by johokotu at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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