※この旅行記は2013年1月にアップした旅行記です。
■2012.11.17 (新宿)→自宅→(新宿)→
■予約でつまずいたLCC
新宿でバスの予約が出来なかったので、とにかく急いで帰宅。家に帰りついたのは20時前だった。
まずはパソコンで飛行機の予約に入った。
成田-那覇間はJJPが朝夕夜の3往復、WAJが朝夜の2往復、SKYが昼夜の2往復している。
那覇のLCCターミナルを見ることを考えれば、往復ともにWAJとすべきなのだが、夜便は成田門限にかかりそうで恐い。LCCの乗り比べもしたかったし、往路はWAJの朝便、復路はJJPの夕便で予約することにした。
さっそく予約に入ったのだが、値段を見ると、各社とも同じ日なら全便同じ値段だ。
LCCは空席状況に応じて値段を変えるものだと思っていたのだが、日本ではどうもそうではなさそうだ。アクセスが面倒な朝一便と普通にアクセスできる二便目が同じ値段とはLCCの名が廃る。しかもWAJもJJPも、行きは10000円弱、帰りは12000円弱と全然安くない。JJPは最低価格保証をしているぐらいのに、まさかのSKYの普通運賃超えだった。
安いと勘違いさせて実際には高い値段で乗せるLCCの戦略にはまった感じ。たいして客がいないであろう日曜下りでアクセスが面倒な朝一便や、運休が恐い深夜到着便が1万円超えとは、、、。片道5000円程度で那覇まで行けると思っていたので、少し拍子抜けしてしまった。
ただ、もう那覇行きを変える気はない。仕方がないから帰りはSKYにするかと思ったら、SKYはさらに遅い時刻に成田に着くダイヤで運休のリスクが高すぎだった。
乗るのが土曜日だったり、あるいは門限欠航はない羽田着だったりしたなら、運休覚悟の上で最終便にするんだけど、明日は日曜日。次の日の仕事に影響が出るのは困るから、LCCにしては高すぎるけど、JJPの夕便で予約を入れた。
※JJPとWAJが参入した際、大きな話題をさらった成田門限による運休。同空港の運用時間が6時-23時で23時を過ぎると一切運航ができなくなるから欠航してしまうという話だ。他の空港なら多少の遅れなら申請をすれば運航に許可が出るが、成田は地元の反発でそれが一切できないのだ。
この話題、「LCCだから」として語られることが多いのだが、元都知事の石原さんが昔言っていたとおり「成田が欠陥空港だから」だろう。このため、深夜に到着する国際線はよく運休になるんだそうな。(この場合、運休理由は「成田閉店のため」とでも言うのだろうか?)
JJPもWAJも最終便の到着を22時くらいにしているので、普通なら間に合いそうなものだが、遅れが普通の両社は間に合わないこともしばしばなんだそうな。6時に運用を開始する飛行機の最終は21時になるよう調整し、1機か2機は飛行機を飛ばさない時間を15時〜22時位にずらして、23時少し前発、6時着を設ければ?と思うのは私だけだろうか(これなら地上交通もばっちりだし、飛行機を7時間も寝かす必要はないかも)。
しぶしぶだが予約は完了。
これでひと安心と思ったのだが、さらなる問題が発生。JJPから搭乗券も予約番号も送られてこないのだ。LCCは搭乗券を自分で印刷するのが主流。少なくとも予約番号が分かれば公式サイトからログインして印刷できるのだが、予約完了メールに番号の記載がないから印刷できない事態に陥ってしまったのだ。予約番号も送られてこないとはJJPはどういうシステムを使っているのだろうか。
夕食を済ませ風呂に入ってもメールが届かないので、お客さまセンターに電話したら、「予約後24時間以内には届くことになっています」とお馬鹿な返事が返ってきた(24時間後には飛行機が飛んじゃってるじゃん!)。すぐに番号を調べてもらい、なんとか印刷を済ませられたが、飛び立つ直前に予約した人はどうしているのか不思議だった(というか、そういう需要を確実にとりこぼしそうだ)。
なんとかぎりぎり準備は完了。すぐに家を出て新宿へと引き返した。
※ネットで検索すると、JJPの予約システムはかなり評判が悪い。今回は時間が夜間だったこともあり、お客様センターにすぐつながったが、これも長時間待たされることが多いそうだ。直前予約の際は要注意だろう。
■アクセスでつまずいたLCC
再びの新宿到着は22時半前になった。
なんとかリムジンバス案内所の開店時間に間に合ったので、空席がまだあることを願いながら、とにかく購入に走った。
「バスが来たら直接運転手に支払って乗ってください」
やっと辿り着いた案内所でぶっきらぼうに言われたのは、目が点のひとことだった。
つい4時間前にこの窓口で問い合わせたとき、23時までなら窓口が開いているから購入できるとのことだったのに、実際には窓口では当日券は販売していなかったのだ。
こんなことは想定外だった。
窓口販売がないんだったらぎりぎりまで家にいて、リムジンバスが出る午前1時前に着くように終電で来ても同じことだ。あたふたと家を出てきたのに、完全に無駄になってしまった。
これから2時間以上をどこで過ごせばいいだろう。こんな深夜に開いてる店など、コンビニとファストフードぐらいしかない。
東京駅前発のバスなら24時頃発だからまだ暇時間が短いが、いまさら行くのは面倒臭いし、成田に着く時間が4時半と新宿発のリムジンバスより遅い。結局、南口のマックでバーガー1個で粘ることにした。
18時すぎに新宿を出てからやっとホッとひと安心ができた。ゆっくりバーガーを食いながら沖縄での動きを再確認していたのだが、よく考えていたら、ある一点が気になりはじめてきてしまった。
それは、「バスに当日乗車希望者が殺到したらどうなるのか」という点だった。
日曜朝の便だからそんなに混んではいないだろうが、定員オーバーでバスに乗れなかったら午前1時、終電が終わった新宿に取り残されることになる。しかし朝5時には成田に着かねばならない。そうなると新宿から成田までタクシーで行かざるを得なくなる。こんなバカみたいな話がありうることに気が付いたのだ。
LCCのためにそんな馬鹿な出費はごめんだ。結局、色々考えた結果、確実性をとり、急遽今晩中に成田駅まで行くよう変更することにした。成田からならタクシーでもたいしてかからないからだ。
ダイヤ検索をかけると今晩中に成田に行ける終電まではあと10分。新宿からだと都営新宿線で馬喰横山へ行き、馬喰町からJR総武本線に乗り換え、千葉で乗り継いで成田には24時半頃到着となっていた。
時間がない。
乗り遅れたら一か八かでリムジンバスを待つことになる。残りのバーガーをかっこんだら、すぐに店を出て新線新宿から都営新宿線で馬喰横山へと向かった。
羽田ならアクセスにこんなに頭を悩ますことはないのに、千葉のド田舎に造ったつけはこんなところに出てきてくるわけだ。
馬喰横山では馬喰町へ移動し、そこからJR総武線に乗り換えて千葉へと進行。千葉には24時過ぎ、成田には24時半過ぎに着いた。
※日本人は「海外LCCの拠点空港は不便な第二空港にあるので注意!」「全然街が違うのにロンドン空港とかパリ空港とか書いてあるから要注意!」なんて大騒ぎしているのだが、成田がまさにその状態であることに大騒ぎしない。成田は、東京にないばかりか千葉よりも先。「海外のLCCは不便だ〜」なんて言う前に「日本は大手航空会社でも不便だ〜」なんですよー。
真夜中の成田駅前。時刻は24時半過ぎ。何もないです。
■今日の教訓!
・LCCは常に最安とは限らない←直前予約はSKYの方が安いかも
・JJPは確認メールが遅い←予約してから返信がくるまで約2時間かかりました
・新宿発バスに当日券はない←空席があれば乗せてくれるだけ
■実際の旅程
11/17 SAT
新 宿 駅18:00(JR山手線等)→19:30自 宅
自 宅21:00(JR京浜東北線等)→22:30新 宿 駅
新線新宿駅23:10(都営新宿線)→23:25馬喰横山駅
馬喰町駅23:30(JR総武線)→24:04千 葉 駅
千 葉 駅24:05(JR成田線)→24:36成 田 駅
(宿泊なし)
2012年11月17日
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