□ANA ADO・SNAと共同運航拡大で自社運航減便へ
ANAとAIRDO(ADO)、ANAとソラシド エア(スカイネットアジア航空=SNA)は10日、それぞれの共同運航を拡大すると発表しました。
ANAとADO、ANAとSNAがそれぞれ発表したのは、共同運航便の拡大。すでに発表済で3月と6月に予定されている新規就航や増便に合わせ、ADO、SNAが運航する航空便にANA便名を付与する共同運航を開始します。
新たに共同運航が始まるのは、ADOが3月31日から釧路-東京国際線2往復と新千歳-岡山線1往復、6月21日から新千歳-神戸線2往復と新千歳-仙台線の増便分(1往復)の4路線6往復、SNAが3月31日から東京国際-大分線、東京国際-熊本線、東京国際-鹿児島線の増便分(各1往復)、6月1日から神戸-那覇線3往復の4路線6往復です。
共同運航開始に伴い、ANAは新千歳-岡山線1往復と新千歳-神戸線2往復、神戸-那覇線3往復を運休する予定です。新千歳-岡山線はADO、神戸-那覇線はSNA運航に路線を付け替える形で、新千歳-神戸線もANAとADO合わせた総便数は変化がありませんでした。
ADOやSNAが新規就航や増便を発表した際、トリプルトラック化や増便が期待されましたが、ANAが減便や運休することにより、結局、利便性は向上しませんでした。
今回の増減便は、ANA運航便を減便する路線に、同便数のADO運航便やSNA運航便を新たに就航させ、共同運航化することでANA名の便数は確保する手法。ANAは採算の取りにくい地方路線から撤退できる一方、新興2社は路線網拡大できるメリットがあり、ここ数年ANAが積極的に進めています。
ADOは新千歳線と羽田線、SNAは那覇線と羽田線で実施していて、新千歳線は仙台、福島、新潟、富山、小松についで6空港目、那覇線は長崎、熊本、宮崎、鹿児島についで5空港目の展開となります。
■ANAとAIRDOの提携がさらに広がります!(ADO公式サイト)
■ANAとソラシド エアの提携がさらに広がります!(SNA公式サイト)
2013年01月10日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック