スカイマーク(SKY)は25日、6月1日〜20日と6月24日〜30日搭乗分の那覇-宮古線について、普通運賃に一本化して半額以下の5,000円とすると発表しました。
SKYが運賃を普通運賃に一本化するのは、那覇-宮古線。事前購入型運賃(フリー14、フリー3、フリー1)と身体障害者割引運賃を設定除外とし、普通運賃に一本化。価格も当初設定額(10,800円)の半額以下となる5,000円に値下げするとしています。すでに就航が発表されている6月のうち、21日〜23日搭乗分を除いた27日間で行われます。
那覇-宮古線に関しては、24日時点で、6月搭乗分はフリー14を4,500円、フリー3を4,800円、フリー1を5,800円に設定していて、搭乗3日前以前は実質値上げになります。
ただ、値下げされるのは変更可能で、出発時刻までは取消手数料がかからない普通運賃。座席数に制限があり、すぐに売り切れやすい事前購入型運賃と異なり、空席があれば誰もが購入できます。事前購入型運賃は払い戻し手数料が高いですし、極端な話だと、各運賃たった1席ずつということもありえます。購入するタイミングによっては実質500円値上げにはなっているものの、より格安に搭乗できる客が増えると見られます。
※実際、今回設定が除外された21日〜23日搭乗分を見てみると、発売からまだ数日しか経っていないにもかかわらず、すでにフリー14やフリー3が売り切れの便があります。同じようにANAやJTAも事前購入型運賃は売り切れが多数見られ、今回の値下げで格安に移動できる客はかなり増えそうです。
那覇-宮古線をめぐっては、SKYが6月からの再就航を発表して以降、日本トランスオーシャン航空(JTA)とANAが事前購入型運賃を大幅値下げし、ピンポイントの価格競争が続いています。
普通運賃を他社の事前購入型運賃の水準まで下げて設定するのは極めて異例の対応。今回は一部実質値上げの部分もあり、購入心理にどう影響するのかは見物です。今後、JTAとANAが対抗値下げするのか、SKY利用者が増えるのか、価格競争からますます目が離せなくなってきました。
当該運賃が残っていることが前提にはなりますが、予約日別の最安値を比較すると以下のようになります。
■予約日別最安値比較(6/1〜6/20・6/24〜6/30搭乗分、赤字は各日の最安値)
・当 日(SKY圧倒的有利)
JTA17,500
ANA17,500
SKY10,800→5,000★今回値下げ
・01〜02日前(SKY有利)
JTA
ANA
SKY
・03〜13日前(JTA/ANA有利)
JTA
ANA
SKY
・14〜27日前(JTA/ANA有利)
JTA
ANA
SKY
・28〜44日前(JTA/ANA有利)
JTA
ANA
SKY
・45〜54日前(JTA/ANA有利)
JTA
ANA
SKY
・55日前まで(JTA/ANA有利)
JTA
ANA
SKY
■2013年6月1日〜20、24日〜30日ご搭乗分「那覇−宮古線」運賃変更(SKY公式サイト)
http://www.skymark.co.jp/ja/news/