2013年07月05日

成田_どうなる24時間開館

■成田国際空港(成田空港) どうなる24時間開館? 宿泊を黙認の中24時間コンビニオープンへ

読売新聞は4日、「格安航空就航1年…「成田空港泊」増えてます」と題する記事を掲載しました。24時間開館していない成田国際空港(成田)のターミナルに宿泊する利用者が多いようです。

成田の旅客ターミナルは24時間開館しておらず、館内での宿泊は禁止されている、、、はずでした。
以前は夜間追い出されたし、1年前に格安航空会社(LCC)が就航した当初も、近くにたくさんあるホテルに泊まるか開館に合わせて運行を始めた夜行バスを利用するよう呼び掛けていました。

ハブ空港と自称しながら24時間開館もしないこの措置、世界的に見れば非常に馬鹿らしい話で、LCCは関係なく意味のない前泊をしなければならない利用者は多かったので、昔から館内宿泊を求める声は多くありました。
それでも、なぜか成田では頑なに24時間開館をせず、それが続いていました。

しかし、最近この取り扱いが「公式に発表されないまま」少しゆるくなっているようなのです。

公式サイトで宿泊できるかどうかのQ&Aを見てみると、、、
■1年前は
「航空機の発着可能時間(6時〜23時)以外の時間帯に、お客様がターミナル内で宿泊されることは、原則お断りしております。ただし、到着便の遅延により公共交通機関が終了してしまったなど、止むを得ない場合には、指定の場所でお休みいただくこともあります。また、早朝の出発便をご利用になる場合は、予め空港周辺の宿泊施設をご利用下さいますようお願いいたします。」

■今は
「お客様に宿泊頂く施設はございませんが、到着便の遅延等により、公共交通機関の最終便に間に合わなかった場合や、その他やむを得ない事情で他施設への宿泊が難しい場合等は、指定の場所でお待ち頂くことが可能でございます。」

いつのまにか、かなりゆるい表現に変わり、館内宿泊を黙認し始めています。
確かに遅延などの場合は仕方がないと思いますが、記事の中でも「午前6時台の那覇便に乗る東京都江戸川区の男性(27)は「安さを重視してホテルは考えなかった。海外の空港で寝ることは慣れている」と話した。」という、はじめから空港ターミナルで素泊まりすることを目的とした確信犯もおり、このような人も普通に宿泊出来ているので、いまや空港は完全に館内宿泊を黙認しているのです。
だいたいこんな取材にOKを出している時点で、館内宿泊公認と言っても過言ではない事態です。

都心から夜行バスもあるけれど、鉄道よりも高い運賃を払わされた上に、1時位の出発まで待たされ、2時間しか車内で寝ることができずに成田へ到着するぐらいだったら、鉄道で24時位にターミナルに着いて、冷暖房、トイレ、自販機完備の揺れない館内で4時間ぐっすり寝られる方がどんなに快適でしょう。「空港に泊まるなんて、どうせシャワーも浴びず汚い奴じゃん」と言う人もいますが、前出のような首都圏在住者なら、夜風呂に入ってから家を出て成田で宿泊できますから、別に何の問題なし。

昨年秋、成田駅から、寒い中、喉を嗄らしながら歩き、入口では不審者扱いされたのが何だかとても馬鹿らしく思えてきました。(→詳しくは「旅行記:そうだ那覇行こう」で)

入口で身分証まで見させられるほど警備が厳しい空港が、中途半端に夜間に滞留することを許可しているというなんだかチグハグな話。
7月10日からは24時間コンビニもオープンする予定になっており、いよいよ公式に24時間開館をするか注目されます。


格安航空就航1年…「成田空港泊」増えてます(読売新聞公式サイト)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130704-OYT1T00226.htm
・「ターミナルの一角では、早朝便の利用客がホテル代を節約して夜明かしする姿も定着しつつある。」だそうです。禁止だったはずの館内宿泊ができるなんて、どゆこと?

■旅行記:そうだ那覇行こう
http://johokotu.seesaa.net/article/310632562.html
ラベル:成田
posted by johokotu at 07:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 成田国際空港(成田空港) | 更新情報をチェックする
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