■宮古空港 SKYなんとか持ちこたえ 7月実績出揃う
日本トランスオーシャン航空(JTA)、ANA、スカイマーク(SKY)の3社は30日までに7月の搭乗実績を公表しました。SKYが再就航したことでピンポイントの格安競争が勃発している那覇-宮古線は、各社ともに客数が減少。一方で搭乗率は、便数を減らしたSKYは大幅改善しています。
SKYが運休した途端、大手2社に事前購入型運賃を大幅に値上げされたため、地元が強く要望し宮古島市も協力すると明言して、SKY再就航となった那覇-宮古線。再び格安競争が勃発し、実際の利用がどうなるか注目されています。
6月はSKYのみ客数、搭乗率ともに下がり、利用者からは「SKYは不要」のレッテルを貼られる事態となっていました。SKYでは7月に入り宮古線をてこ入れ。便数を3往復から2往復に減らし、本土-那覇線からの乗り継ぎ運賃を発売開始したことから、旅客動向がさらに注目されていました。
7月の搭乗結果は、客数は各社ともに減少しましたが、便数維持のJTAが14.6%減、ANAが8.8%減だったのに対し、便数が3割減ったSKYは10.9%減で持ちこたえたため、搭乗率は大幅に改善。各社5割から6割台の搭乗率になっています。
■那覇-宮古線 7月搭乗実績(左から旅客数(昨年比)、搭乗率(昨年比))
JTA 48,774人(▲14.6%)、67.8%(▲ 7.9%)
ANA 26,382人(▲ 8.8%)、65.9%(+ 0.4%)
SKY 13,614人(▲10.9%)、55.7%(+27.3%)
2013年08月30日
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