2013年09月01日

石垣_SKYの影響限定的?

■新石垣空港(南ぬ島石垣空港) SKY参入の影響は限定的

日本トランスオーシャン航空(JTA)、ANA、スカイマーク(SKY)の3社は30日までに7月の搭乗実績を公表しました。SKYが就航しピンポイントの格安競争が勃発していた新石垣路線は、那覇線はJTA、ANAとも客数を減らしたものの、搭乗率は改善され、SKY参入による既存社への影響は限定的のようです。

7月の那覇-新石垣線の搭乗結果は、客数はJTAが微減、ANAが大幅減少しています。台風の影響もあると思われますが、ANAは本土からの直行便客数が大幅に増えていて、その反動が出ている格好になっています。JTAは本土直行便も客数を減らしていますが、JTA、ANAは各路線とも搭乗率は改善しています。SKYとの競合区間はいずれも大手2社がSKYを上回る数値となりました。

これまで那覇経由便を続けてきたANAが本格的な本土直行便展開で利用者を増やし、JTAは地元密着の那覇線重視で利用者を維持、SKYはまだ利用が定着していないといった具合のようです。
SKYの就航で大きな影響が出ると見られていましたが、新しい需要も出てきている模様で、影響は限定的と言えそうです。ただ、SKY参入で客単価は大幅に下がっていると見られ、まだまだ各社の苦しい客引き競争は続きそうです。

■3社以上が競合する新石垣路線の7月搭乗実績(左から旅客数(昨年比)、搭乗率(昨年比))
(1)那覇-新石垣線(JTA10、ANA8、SKY4)
 JTA 52,652人(▲ 3.1%)、63.8%(+ 7.4%)
 ANA 43,529人(▲15.7%)、69.7%(+ 3.2%)
 SKY 16,335人、56.3% ※7/10からの実績

(2)東京-新石垣線(JTA羽田1*、ANA羽田1、SKY成田1)
 JTA 9,490人(▲20.7%)、79.8%(+ 4.9%)
 ANA 14,060人、86.8%
 SKY 4,390人、59.1% ※7/10からの実績
 *JTAは7/1〜7/12は2往復、7/13〜7/31は1往復。

(3)大阪-新石垣線(JTA関空1、ANA関空1、SKY神戸1、APJ関空1)
 JTA 6,901人(▲11.1%)、77.2%(▲ 1.5%)
 ANA 5,880人(+51.4%)、60.7%(+ 6.8%)
 SKY 3,306人、46.7% ※7/10からの実績、神戸線
 APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×62=11,160席)
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 新石垣空港(南ぬ島石垣空港)/石垣空港 | 更新情報をチェックする
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