■東京国際空港(羽田空港) 国際線増枠は2社のみに傾斜配分
国土交通省(国交省)は2日、平成26年夏ダイヤから拡大する東京国際空港(羽田空港)の昼間時間帯の国際線発着枠(1日40便)のうち、現在までに二国間合意が整ったものについて、国内航空会社への配分を決定したと発表しました。2社のみへの配分で、ANAに11枠、日本航空(JAL)に5枠が配分されました。
国交省が発表したのは、国際線発着枠の増枠分の国内航空会社への配分数。全部で40枠のうち、すでに二国間で合意された31枠で日本側にある発着枠16枠分の配分が決まりました。
ANAは11枠、JALは5枠で、その他の航空会社への配分や新規航空会社枠のようなものはありませんでした。今回の配分でもJALの企業再生への対応に基づいたことが示され、JALへの配分が少なくなっており、ドイツは2枠ともANAへ配分、1枠配分の各国もすべてANAへの配分になっています。国内線の時のように配分根拠等は示されていない状況で、JALは「合理的な説明と内容の是正を、国土交通省に正式に求めていきます」と猛反発しています。
残りの9枠分については、米国をはじめ各国と引き続き航空交渉を行うとしています。
■配分決定数
イギリス ANA1、JAL1、相手側2
フランス ANA1、JAL1、相手側2
中 国 ANA1、JAL1、相手側2(北京のみ)
シンガポール ANA1、JAL1、相手側2
タ イ ANA1、JAL1、相手側1
ド イ ツ ANA2、相手側2
ベトナム ANA1、相手側1
インドネシア ANA1、相手側1
フィリピン ANA1、相手側1
カ ナ ダ ANA1、相手側1
■羽田空港国際線発着枠の配分について(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku04_hh_000084.html
■羽田空港国際線発着枠の配分に対するJALの見解(JAL公式サイト)
http://press.jal.co.jp/ja/release/201310/002659.html
2013年10月03日
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