■新石垣空港(南ぬ島石垣空港) 8月は東京線でSKYがJTAを逆転、ANAは堅調
新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に就航する日本トランスオーシャン(JTA)グループ、ANAグループ、スカイマーク(SKY)は、8月の利用実績を公開しました。7月に近い利用動向を見せていますが、東京線でSKYがJTAを上回る客数を確保するなどしています。
8月の那覇-新石垣線の搭乗結果は、客数はJTAが微増、ANAが減少しています。7月同様にANAは本土からの直行便客数が大幅に増えていて、その反動が出ている格好。JTAは本土直行便の客数を減らしていますが、JTA、ANAは各路線とも搭乗率はほぼ改善しています。SKYとの競合区間はほぼ大手2社がSKYを上回る数値となりましたが、東京路線は成田線のSKYが羽田線のJTAを上回っています。
これまで那覇経由便を続けてきたANAが本格的な本土直行便展開で利用者を増やし、JTAは地元密着の那覇線重視で利用者を維持、SKYは本土利用者をメインにじわじわ定し始めたといった具合のようです。
9月からはPeach Aviationが那覇-新石垣線に参入しており、今後も利用動向が注目されます。
■3社競合区間の8月搭乗実績(左から旅客数(昨年比)、搭乗率(昨年比))
(1)那覇-新石垣線(JTA9、ANA8、SKY4)
JTA 59,376人(+ 0.2%)、71.8%(+ 4.2P)
ANA 49,785人(▲ 2.7%)、77.8%(+ 1.6P)
SKY 27,619人、65.6%
(2)東京-新石垣線(JTA羽田1、ANA羽田1、SKY成田1)
JTA 7,178人(▲11.0%)、81.7%(+ 2.4P)
ANA 14,787人、91.3%
SKY 8,767人、82.6%
(3)大阪-新石垣線(JTA関空1、ANA関空1、SKY神戸1、APJ関空1)
JTA 7,968人(+ 2.4%)、86.1%(+ 1.1P)
ANA 7,704人(+43.7%)、76.9%(▲ 0.1P)
SKY 6,648人、62.6%
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×62=11,160席)
2013年10月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック