■新石垣空港(南ぬ島石垣空港) 9月はJTA持ち直し、SKY低調
新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に就航する日本トランスオーシャン(JTA)グループ、ANAグループ、スカイマーク(SKY)は31日までに、9月の利用実績を公開しました。8月の利用動向と異なり、JTAが持ち直し、SKYは低調です。
9月の那覇-新石垣線の搭乗結果は、客数はJTAが大幅増加、ANAが大幅減少しています。7月・8月と同様にANAは本土からの直行便客数が大幅に増えていて、引き続きその反動が出ている格好。JTAは引き続き本土直行便の客数を減らしています。SKYとの競合区間はすべて大手2社がSKYを上回る数値となりました。搭乗率の差は大きく、SKYは8月と比べ大きく低迷しています。
7月・8月の傾向に引き続き、これまで那覇経由便を続けてきたANAが本格的な本土直行便展開で利用者を増やし、JTAは地元密着の那覇線重視で利用者を維持しています。SKYは、大手だと席が確保しづらい盆休み期間がある8月こそ利用者を確保したものの、9月は低迷し、定着までまだまだ不安定といった具合のようです。
9月からはPeach Aviation(APJ)が那覇-新石垣線に参入。APJは実績を公表していませんが、JTAとANAにはあまり影響せず、唯一SKYに大きく影響している可能性があります。
■3社競合区間の9月搭乗実績(左から旅客数(昨年比)、搭乗率(昨年比))
(1)那覇-新石垣線(JTA10、ANA8、SKY4、APJ1*)
JTA 51,059人(+12.1%)、62.1%(▲ 5.1P)
ANA 44,484人(▲11.8%)、71.4%(▲ 3.2P)
SKY 20,805人、49.4%
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×18=3,240席)
*APJは9/13〜就航(18日間)
(2)東京-新石垣線(JTA羽田2、ANA羽田1、SKY成田1)
JTA 12,725人(▲ 1.9%)、74.4%(▲ 8.2P)
ANA 13,442人、83.0%
SKY 5,607人、52.8%
(3)大阪-新石垣線(JTA関空1、ANA関空1、SKY神戸1、APJ関空1)
JTA 7,603人(▲ 2.5%)、84.8%(+ 0.8P)
ANA 6,026人(+15.9%)、60.1%(▲15.5P)
SKY 5,647人、53.2%
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×60=10,800席)
2013年11月01日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック