■新石垣空港(南ぬ島石垣空港) 10月は東京路線で明暗分かれる
新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に就航する日本トランスオーシャン(JTA)グループ、ANAグループ、スカイマーク(SKY)は29日までに、10月の利用実績を公開しました。東京路線(東京国際(羽田)線と成田国際(成田)線)で明暗が大きく分かれています。
10月の那覇-新石垣線の搭乗結果は、客数はJTA、ANAともに大幅減少しています。
ANAはこれまでと同傾向で本土からの直行便客数が大幅に増えていて、那覇線に影響が出ているものとみられます。
JTAは羽田線が大幅に改善した一方、SKYは成田線が大幅に搭乗率が悪化しており、東京路線では、明暗がはっきり分かれている状況。SKYに傾きかけていた利用の流れがJTAに戻ってきた可能性があります。
大阪路線(関空国際線と神戸線)は、ANAがひと月通じての運航となり、その影響かJTAは利用者数、搭乗率ともに減少。SKYも低調に推移しており、冬ダイヤから週5往復に減便されています。
■3社競合区間の9月搭乗実績(左から旅客数(昨年比)、搭乗率(昨年比))
(1)那覇-新石垣線(JTA10、ANA8、SKY4、APJ1*)
JTA 43,550人(▲11.1%)、53.7%(▲10.0P)
ANA 38,434人(▲23.0%)、62.2%(+ 2.4P)
SKY 14,320人、34.9%
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×62=11,160席)
(2)東京-新石垣線(JTA羽田2、ANA羽田1、SKY成田1)
JTA 12,944人(+16.4%)、73.2%(▲ 4.2P)
ANA 12,546人、77.4%
SKY 2,936人、29.6%
(3)大阪-新石垣線(JTA関空1、ANA関空1、SKY神戸1、APJ関空1)
JTA 4,894人(▲37.5%)、53.7%(▲20.8P)
ANA 5,372人(+931.1%)、52.9%(▲ 1.4P)
SKY 2,455人、25.7%
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×62=11,160席)
2013年11月29日
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