新年特集
2014年 今年乗るべき路線はこれだ!14
2014年 今年乗るべき路線はこれだ!14
全国に100近くもある空港。そんな空港を発着する今年注目の国内線路線を、2014年だけに14路線だけ取り上げます。
1.小値賀町 福岡-小値賀線 あとわずか(1月まで)
小値賀町手配の定期的なチャーター便。昨夏から続いた運航も1月5日でいったん終了予定で、乗れるチャンスはあとわずかだ。離島空港維持の一つのやり方として注目されるこの路線、今年も設定されるか注目だ。
2.SFJ 関西国際(関空)-福岡線 あとわずか(2月まで)
Peach Aviation(APJ)、JJP、ANA、スターフライヤー(SFJ)の4社が運航している格安競合路線。SFJは昨年10月に大々的なPRをして4往復で就航したが、なんと半年持たず2月での撤退が決定している。
3.ANA 東京国際(羽田)-三宅島線 あとわずか(3月まで?)
まだANAから正式発表がないが3月で運休がほぼ確定している。貴重な羽田発着枠を使った珍しい離島路線。火山ガスの影響で欠航が多く乗れるチャンスが少ない。4月2日からは新中央航空の調布-三宅島線が就航予定となっている。
4.APJ 関西国際(関空)-松山線 新路線(2月就航予定)
2月にAPJが関空から四国路線に就航する予定。伊丹からは多くの便数が運航されている短距離路線の松山線、LCCによる運航で、関空からも定着するのか注目される。
5.春秋航空日本 成田国際(成田)-佐賀(有明佐賀)線 新路線(5月就航予定)
すでに発表済みの新路線の中でも注目の路線。国内航空会社が細々と運航を続ける空港に、5月から中国発祥の新LCCがついに参入する。佐賀は12月にできた国際線専用施設も注目点のひとつ。
6.SKY 百里(茨城)-美保(米子鬼太郎)線 新路線(就航したばかり)
山陰にも格安化の波が到来!昨年12月、スカイマークが美保(米子鬼太郎)に就航した。SKYならではの路線として茨城からも路線が開設された。短距離路線の神戸-美保線にも乗れる珍しい乗継路線となっている。
7.JJP 成田国際(成田)-高松線 新路線(就航したばかり)
昨年12月にジェットスター・ジャパン(JJP)が運航をスタート。成田路線が徐々に充実し、国際線への乗り継ぎも容易になってきた。この路線には、5月に春秋航空日本も参入を予定しており、いよいよ地方路線でも本格的な格安競争が勃発するとみられている。
8.HAC 札幌(丘珠)-三沢線 新路線
昨年7月に北海道エアシステム(HAC)が参入。HAC復活のために期待を込めて設定した唯一の道外路線として注目を集めている。今年はさっぽろ雪まつりなどイベントに合わせた増便も予定されている。
9.FFC 那覇-慶良間線 新路線
昨秋に第一航空が季節便として約7年ぶりに定期的な運航を復活させた。今年も夏から秋にかけて運航されるのか注目を集めている。普段はアイラス航空がヘリコプターによる格安チャーター便を運航している路線だ。
10.JAL 山形-東京国際(羽田)線
増便で注目される路線。3月末から運用が始まる羽田コンテスト枠で朝夕2便化される。全国で初めて航空会社と地元自治体による折半型補てん制度が導入される予定。新幹線競合で利用低迷が続いているだけに、羽田国際化と今回のダイヤ変更で利用が定着するか大注目だ。
11.NJA 新潟-佐渡線
昨年、機材の部品を調達できず長期間の運休を余儀なくされた路線。半年間の運休を経てやっと復活した路線だ。11月からはネット予約も始まり、今年は安定運航して利用が定着するか注目される。
12.JAC 大阪国際(伊丹)-但馬(コウノトリ但馬)線
午年ならではの路線のひとつ。今年は流行りの乗り継ぎで但馬へ行こう! 馬だけでなく空港名からコウノトリに出会える。縁結びの出雲から、パワースポット満載の米子、鳥取を経て、子供を授かるコウノトリ但馬まで山陰を巡るのもオススメ。
13.長崎-対馬(対馬やまねこ)線 (乗るならORC!)
午年に行くなら国境の島対馬もあり。馬だけでなく空港名からヤマネコも見られる空港へ。福岡からも行けるものの、せっかく長崎の離島に行くならオリエンタルエアブリッジで飛んでみるのが通な訪れ方。
14.すべての路線へ!
日本全国、どの路線も注目点はいっぱい。上記13路線以外にも日本には多くの航空路線がある。この際、全国の路線に乗ってみてはいかがだろうか?
まだ運航するか発表されていないが、就航が噂されている注目路線もある。夏ダイヤは1月中旬に発表されるものがほとんどなので、今後のニュースは要チェックだ。
●就航が噂されている主な路線
・山形-名古屋線(FDA)
山形には、新機材を導入するフジドリームエアラインズが就航を検討していると報道されている。当初は山形-静岡線に参入を検討との情報も流れていて、合わせて注目される。
・新千歳-山形線(JAL)
今年の山形は大注目。破たんで運休したJALが再開するのではないかと見られている有力候補の一つがこの路線だ。
・松本-大阪国際(伊丹)線(JAL)
JALが復活を検討しているとされている路線と言えば、松本-伊丹線もそのひとつ。FDAが引き継がなかった路線で、どうなるのか注目されている。
・美保(米子)-那覇線(SKY)
SKYが、昨年12月に就航したばかりの米子から新千歳、羽田、那覇へ新たに就航を検討中と報じられている。早ければ4月にも実現すると見られている。
・青森-大阪国際(伊丹)線(ANA)
平成15年に撤退した青森に再びANAが就航を内定。昨年12月に青森県知事への挨拶も済ましている。伊丹線と新千歳線の就航が検討されている。