■大島空港 ANA羽田線、都の補助で特割を値下げし旅割は中止 普通運賃は値下げ実現せず
ANAは9日、東京都の「大島の応急復旧に向けた取組」に協力し、1月26日〜3月23日搭乗分の特割運賃を値下げした「椿」特割を設定すると発表しました。
ANAが発表したのは、東京国際(羽田)-大島線の特割運賃の変更。9日まで設定していた特割運賃をさらに値下げした「椿」特割を設定するとしています。対象となるのは、例年伊豆大島への観光客が増加する「椿まつり」期間中の1月26日〜3月23日搭乗分で、各運賃は当初の設定価格から2,500円値下げされます。特割は全部で三種類発売されており、最安値となる通常期(1月26日〜3月6日)の特割Cは10,000円が7,500円と大幅に安くなります。
発売は10日からで、これに伴い、羽田-大島線の旅割28、45、60運賃は、値下げ後の特割より高くなる場合も生じることもあってか、急きょ発売が中止されることになりました(すでに一部日程は発売終了済)。
今回の値下げは、昨年台風で大きな被害を受けた伊豆大島の復興のため、東京都の「大島の応急復旧に向けた取組」に協力したことで実現したと発表されていますが、東京都が12月に発表した「大島の応急復旧に向けた取組」では、観光客誘致により応急復旧を進める施策として、椿まつり期間中、船舶便1,500円、航空便2,500円を東京都が負担することを明らかにしています。
つまり、値下げに伴う航空会社側の負担はゼロ。東京都がどういう基準で補助金を出すかは不明ですが、今回、普通運賃などの値下げは実現していません。
今後、旅割の復活による更なる格安運賃の提供や普通運賃など他の運賃の値下げ、また同じく大島空港に就航する新中央航空の調布線や東邦航空のヘリ便でも値下げが実現するのか、注目されます。
■2014年1月26日〜3月23日搭乗分の「特割」各種運賃の変更を届出(ANA公式サイト)
http://www.ana.co.jp/pr/14_0103/13-146.html
2014年01月10日
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