■新石垣空港(南ぬ島石垣空港) 1月もSKY一人負け
新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に就航する日本トランスオーシャン(JTA)グループ、ANAグループ、スカイマーク(SKY)は26日までに、1月の利用実績を公開しました。SKYが各路線とも、利用者数、搭乗率ともに低迷し、相変わらず一人負けの状態です。
那覇線は、JTA、ANAともに、利用者数・搭乗率は減少しているものの、搭乗率5割台を確保。SKYは相変わらず搭乗率3割台で、大手の約半分となっています。
ANAはこれまでと同傾向で本土からの直行便客数が大幅に増えていて、那覇線に影響が出ているものとみられます。
東京線(JTAとANAは東京国際線・SKYは成田国際線)はANAが搭乗率7割台と好調をキープ。JTAは旅客数は増加し、なんとか搭乗率5割台を確保しています。SKYは搭乗率3割台と引き続き低迷しています。
大阪線(SKYは神戸線・他3社は関西国際線)は、ANAは旅客数が増加した一方、JTAは引き続き大幅に実績を落としています。両社とも、搭乗率は4割台で前年割れ、Peach Aviationの影響も出ているものと見られます。SKYはギリギリ搭乗率2割台ですが、危機的状況は変わらない状況です。
■3社競合区間の1月搭乗実績(左から旅客数(昨年比)、搭乗率(昨年比))
(1)那覇-新石垣線(JTA10、ANA8、SKY4、APJ1)
JTA 41,215人(▲ 6.3%)、54.0%(▲ 6.1P)
ANA 35,892人(▲16.1%)、54.8%(▲ 5.0P)
SKY 12,463人、31.9%
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×62=11,160席)
(2)東京-新石垣線(JTA羽田2、ANA羽田1、SKY成田1)
JTA 9,991人(+16.2%)、55.6%(▲ 2.6P)
ANA 15,264人、78.5%
SKY 2,267人、27.8%
(3)大阪-新石垣線(JTA関空1、ANA関空1、SKY神戸週3、APJ関空1)
JTA 4,025人(▲34.6%)、44.8%(▲10.4P)
ANA 4,848人(+24.5%)、46.8%(▲ 5.5P)
SKY 974人、21.2%
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×62=11,160席)
2014年02月27日
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