□さようなら フォーェバーB4ジャンボ&サンキューQ3ミニ
ANAは31日、定期便用として所有する最大の旅客機ボーイング747-400(B4、B747)型機と、最小の旅客機ボンバルディアDHC8-Q300(Q3、Q300)型機を退役します。
普段機材にはあまりクローズアップしませんが、ANAが所有する最大の旅客機と最小の旅客機の同時退役ということで取り上げます。
・B747 ジャンボで親しまれた35年
多くの人が懐かしいと感じるのがB747でしょうか。ANAとともに日本航空でも大量に所有したB747は、珍しい2階建て。エアバス380が誕生するまで世界最大の旅客機で、「ジャンボ」と呼ばれ親しまれました。
ANAには昭和54年に就航。今日の運航で退役し、ANAで35年にわたった歴史に幕を閉じます。これにより、日本の航空会社としては旅客機運航がなくなる(政府専用機と日本貨物航空はまだバリバリ現役)予定で、マスコミも大騒ぎしていますね。その記憶は永遠に、フォーェバーB4(4BB4)と言った感じでしょうか。
・Q300 北海道と離島で活躍
B747の影に隠れてひっそりと姿を消すのがQ300です。ANAグループでは、ジャンボとは反対に一番小さな「ミニ」機材でした。乗ったことのない人も多いのか、マスコミでもほとんど取り上げられておらず、色々とジャンボと正反対な印象の機材です。
短い滑走路に対応したため、主に札幌飛行場(丘珠空港)拠点の北海道路線や離島路線で活躍した、頼もしい存在でした。最後は三宅島線で締める予定ですがどうなることやら。サンキューQ3(3QQ3)でした。
なお、ANAではDHC8シリーズで-Q400がバリバリ現役を続けます。
ジャンボとミニという、対照的なふたつの機材。4BB4、3QQ3。
長い間、ありがとう。そして、さようなら。
2014年03月31日
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