■奄美空港 補填でやっと格安運賃実現へ
日本航空(JAL)グループは16日、7月19日から鹿児島-奄美群島各空港間、奄美群島各空港間に設定している日本エアコミューター(JAC)便の離島割引、往復割引を一部値下げすると発表しました。
JALが発表したのは、JAC便の離島割引、往復割引の一部値下げ。奄美群島路線で実施されるもので、鹿児島-喜界線、鹿児島-奄美線、鹿児島-徳之島線、鹿児島-沖永良部線、鹿児島-与論線、喜界-奄美線、奄美-徳之島線、奄美-沖永良部線、奄美-与論線、沖永良部-与論線が対象となっています。
奄美群島航空・航路運賃軽減協議会が実施する奄美群島航空運賃軽減事業として行うものと発表されており、同協議会からの補填を前提としたものとなっています。
今回の値下げは、鹿児島県が16日、新しい奄美群島振興開発特別措置法に基づいた平成26年度〜平成30年度の奄美群島振興開発計画を決定したことから発表されています。
同計画では、「地域主体の取組の推進」「定住を促進するための方策」「交流拡大のための方策」「奄美群島が抱える条件不利性の改善」「群島の生活基盤の確保・充実」の5本の柱を基本としていて、航空輸送旅客利用者数の計画数値目標を915千人(平成24年度実績は780千人)に設定。奄美群島の各空港とも「離島航空路線に係る補助や着陸料の軽減措置等の支援に努めながら航空路線の維持を図る。」としており、このうち奄美については、現在就航している東京、大阪、沖縄に福岡を加え、路線拡充のための取組を進めるとしています。
協議会の補填を巡っては、7月1日に就航予定のバニラエアも就航選定の理由のひとつに上げています。
JACは地元自治体も出資する航空会社ですが、これまで運賃は高止まりしています。補填が確実になったことで、格安運賃が実現することになりそうです(航空会社は補填されるので痛くも痒くもないですね)。
■JALグループ、2014年7月19日〜10月25日搭乗分国内線運賃の一部変更を届出(JAL公式サイト)
http://press.jal.co.jp/ja/release/201405/002933.html
2014年05月18日
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