■宮古空港 総旅客数は当然の増加も乗り分け傾向は先月同様で変わらず 4月実績出揃う
宮古空港に就航する日本トランスオーシャン航空(JTA)、ANA、スカイマーク(SKY)の3社は、2日までに4月の搭乗実績を公表しました。SKYが再就航したことでピンポイントの格安競争が勃発した那覇-宮古線は、路線全体の搭乗者数は増加しました。各社への乗り分け傾向は前月までと変わらず、搭乗率はJTAとANAが6割台、SKYが5割台となっています。
SKYが運休した途端、大手2社に事前購入型運賃を大幅に値上げされたため、地元が強く要望し宮古島市も協力すると明言して、SKY再就航となった那覇-宮古線。再び格安競争が勃発し、実際の利用がどうなるか注目されています。
4月は、昨年はちょうどSKYが一時撤退した時期に当たります。JTAとSKYが、 昨年は高い運賃に逆戻りしていて、今年はSKYとの競合で安売りしていたこともあり、路線全体の搭乗者数は当然のように昨年より増加しました。
しかし、SKY参入分は純増しておらず、JTA、ANAとも利用者は減少しています。利用者の乗り分け傾向は先月までと変わらず推移していて、旅客数はSKYの約二倍がANA、そのまた約二倍がJTA程度で安定。搭乗率はJTAが6割台、ANAが6割台、SKYが5割台と平均化されてきました。
■那覇-宮古線 4月搭乗実績(左から旅客数(昨年比)、搭乗率(昨年比))(JTA9、ANA5、SKY2)
JTA 45,655人(▲ 6.0%)、68.7%(▲ 4.3P)
ANA 23,202人(▲ 0.2%)、61.8%(▲ 1.1P)
SKY 12,276人*、57.8%*
*SKYは昨年4月一時撤退中のため昨年比なし
2014年06月02日
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