■成田国際空港(成田空港)・東京国際空港(羽田空港) 機能強化に向け取りまとめ、現有施設を最大限活用へ
国土交通省(国交省)の首都圏空港機能強化技術検討小委員会は6日、首都圏空港の機能強化に向けた技術的な選択肢の中間取りまとめを発表しました。成田国際空港(成田空港)と東京国際空港(羽田空港)を中心とした内容になっていて、現有施設を最大限活用するとともに、整備等により発着回数の増加が可能となるとしています。
小委員会が発表したのは、首都圏空港の機能強化に向けた技術的な選択肢の中間取りまとめ。昨年11月からか重ねてきた議論を踏まえた取りまとめとなっています。
成田空港においては、2020年までに管制機能の高度化により年間2万回(約55回/日)、高速離脱誘導路整備によりにより年間2万回(約55回/日)の増加が可能となるとしているほか、2020年以降に空港処理能力の拡大のための方策として、既存滑走路の延長や滑走路増設が考えられるとしています。
一方、羽田空港においては、2020年までに滑走路の処理能力拡大により年間1.3万回(約35回/日)、滑走路運用・飛行経路の見直しにより年間2.3〜2.6万回(約63〜72回/日)の増加が可能となるとしているほか、2020年以降に空港処理能力の拡大のための方策として、滑走路増設や飛行経路の見直しが必要になるとしています。
横田飛行場や百里飛行場(茨城空港)については、技術的に検討を行う必要があるとした程度で、具体的な言及は何もなされず、調布飛行場についてはまったく触れられませんでした。
■首都圏空港のさらなる機能強化のための技術的な選択肢について(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk6_000002.html
2014年06月07日
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