■三宅島空港 NCAで就航率九割超え、輸送人員も三倍に
国土交通省(国交省)は12日、4月のコミューター航空旅客輸送実績速報を発表しました。4月2日から運航を開始した新中央航空(NCA)の調布-三宅島線は就航率93.2%を記録しています。
NCA調布線は、3月末にANA東京国際(羽田)-三宅島線の運休に合わせて4月2日に就航した新路線です。
三宅島路線は、火山ガスの影響で運航が安定せず、NCAへ変更後、就航率や利用率がどう推移するのか注目されていましたが、4月は93.2%とかなり高い就航率を記録しました。昨年4月、ANA羽田線は56人乗り飛行機で提供座席数1,231人で、11日間運航で就航率は36.7%と思われ、就航率は大幅増加になりました。
就航率の向上に合わせて輸送人員も増加。昨年4月のANA羽田線の輸送人員はたった404人でしたが、今年4月のNCA調布線は1,236人が利用し、昨年比約三倍もの増加となっています。
残念ながら利用率は39.7%にとどまっていますが、大手では不可能だった安定した輸送が確保された結果となりました。
■東日本におけるコミューター航空旅客輸送実績速報について(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20140612ks02.pdf
2014年06月18日
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