■美保飛行場(米子鬼太郎空港) SKY徐々に搭乗率向上も依然低迷
スカイマーク(SKY)は10日、6月の搭乗実績を発表しました。地方空港ながら拠点化した美保飛行場(米子鬼太郎空港)発着路線は相変わらず低迷しているものの、徐々に搭乗率を向上させています。
SKYの米子発着路線は全部で5路線(実績の出ない神戸経由の百里線を除く)。これまで1路線しか飛んでいなかった地方空港を一気に拠点化させたことから、利用が定着するのか注目されています。
6月の結果は、相変わらずの低迷となっていますが、徐々に搭乗率を向上させている印象です。
搭乗率を見ると、成田国際(成田)線が二割台と低迷が続いているものの、東京国際(羽田)線は六割近くで安定。その他路線は四割台まで徐々に上がってきています。
成田線は、5月は一部の日程で運休して供給を絞りましたが、6月は毎日運航を再開し供給量が増加したものの、利用者は伸び悩んでいます。
SKYは、米子では多路線展開して利用を増やす戦略でしょうから、簡単には運休できないジレンマも抱えています。SKY就航で純増とまではいっておらず、今後、これ以上の需要喚起ができるのか注目されます。
米子発着路線の6月実績
千歳線: 4,630人 43.6%
成田線: 5,765人 28.1%
羽田線: 12,380人 59.3%
神戸線: 9,568人 45.0%
那覇線: 4,840人 45.6%
競合他社路線の6月実績 左から利用者数、搭乗率。( )内は昨年比。
ANA 米子-羽田線:5往復 33,148人(▲19.3%)、57.2%(▲11.2P)
JAL 出雲-羽田線:5往復 44,130人(▲ 9.1%)、67.2%(▲12.2P)
JAL 出雲-伊丹線:5往復 10,294人(▲ 7.3%)、59.6%(▲ 4.6P)
2014年07月11日
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