■三宅島空港 NCA五月も就航率九割超えで安定飛行
国土交通省(国交省)は18日、5月のコミューター航空旅客輸送実績速報を発表しました。4月から運航を開始した新中央航空(NCA)の調布-三宅島線は就航率が4月に引き続き九割を超え、91.8%を記録しています。
NCA調布線は、3月末にANA東京国際(羽田)-三宅島線の運休に合わせて4月に就航した新路線です。
三宅島路線は、火山ガスの影響で運航が安定せず、NCAへ変更後、就航率や利用率がどう推移するのか注目されていました。
5月は91.8%と4月に引き続き九割超えの就航率を記録。昨年5月、ANA羽田線は56人乗り飛行機で提供座席数1,344人で、12日間運航で就航率38.7%と思われ、大幅増加になりました。
就航率の向上に合わせて輸送人員も増加。昨年5月のANA羽田線の輸送人員はたった506人でしたが、今年5月のNCA調布線は1,584人が利用し、昨年比約三倍もの増加となっています。
残念ながら利用率は46.8%にとどまっていますが、大手では不可能だった安定した輸送が確保され、徐々に定着が図られてきている模様です。
■東日本におけるコミューター航空旅客輸送実績速報について(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20140718ks02.pdf
2014年07月19日
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