■三宅島空港 NCA梅雨でも運航安定、六月も就航率九割弱
国土交通省(国交省)は13日、6月のコミューター航空旅客輸送実績速報を発表しました。4月から運航を開始した新中央航空(NCA)の調布-三宅島線は就航率が88.9%を記録しています。
NCA調布線は、3月末にANA東京国際(羽田)-三宅島線の運休に合わせて4月に就航した新路線です。三宅島路線は、火山ガスの影響で運航が安定せず、大手も撤退するほど。あまり知られていないNCAへ変更後、就航率や利用率がどう推移するのか注目されています。
6月の搭乗率は88.9%で、わずかに九割を切ったものの、4月と5月に引き続き高い就航率を記録。6月は梅雨の影響でNCAの搭乗率は低下する傾向にありますが、安定飛行が続いています。
昨年6月、ANA羽田線は56人乗り飛行機で提供座席数1,568人でしたので、14日間運航で就航率46.7%と思われ、大幅増加になりました。
就航率の向上に合わせて輸送人員も増加。昨年6月のANA羽田線の輸送人員はたった441人でしたが、今年6月のNCA調布線は1,551人が利用し、昨年比三倍以上の大幅増加となっています。利用率は51.0%でついに五割に到達しました。
大手では不可能だった安定した輸送が確保され、徐々に定着が図られてきている模様です。
■東日本におけるコミューター航空旅客輸送実績速報について(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20140813ks02.pdf
2014年08月18日
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