■新石垣空港(南ぬ島石垣空港) APJ運休が影響?SKY利用高まる 7月実績出揃う
新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に就航する日本トランスオーシャン(JTA)グループ、ANAグループ、スカイマーク(SKY)は、27日までに、7月の利用実績を公開しました。
昨年7月は、10日からSKYが三路線の運航をスタートした状況でした。
今年は、7月19日から、Peach Aviation(APJ)那覇線が計画欠航で運休(そのまま路線休止)、ANA東京国際(羽田)線が臨時便を使い2往復化しています。
那覇線
那覇線は、SKYが提供座席数以上に利用者数を大幅に延ばし、搭乗率が急上昇しました。羽田線の2往復化で利用減少が懸念されたANAも数値を延ばしています。
搭乗率はSKYが最高。APJの運休からSKYに利用者が流れたと思われ、影響がかなり大きかったように見える結果となっています。
羽田線
羽田線は、ANAが2往復化したことで利用者数はJTA超えを達成しています。搭乗率は下落したものの、利用者数が増えたため、下落幅は小さく、八割台と高い水準を維持しています。JTAは、利用者数が増加したものの、搭乗率は減少しています。
※SKY那覇経由便の利用実績は公開されていません。
関西国際(関空)線
関空線は、ANAが数値を延ばしました。JTAは昨年とほぼ同等の利用。状況に大きな変化もないため、利用動向にも大きな変化は生じていないようです。
■3社競合区間の7月搭乗実績(左から旅客数(昨年比)、搭乗率(昨年比))
(1)那覇-新石垣線(JTA10、ANA8、SKY4、APJ0〜1*)
JTA 46,201人(▲12.3%)、67.5%(+ 3.7P)
ANA 50,456人(+15.9%)、71.6%(+ 1.9P)
SKY 30,894人(+89.1%)、73.3%(+17.0P)
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×36=6,480席)
*APJは7/1〜7/18 1往復、7/19〜7/31 運休
(2)羽田-新石垣線(JTA2、ANA1〜2**)
JTA 14,988人(+57.9%)、72.6%(▲ 7.2P)
ANA 15,696人(+11.6%)、84.7%(▲ 2.1P)
**ANAは7/1〜7/24 1往復、7/25〜7/31 2往復
(3)関空-新石垣線(JTA1、ANA1、APJ1)
JTA 6,898人(+ 0.0%)、76.8%(▲ 0.4P)
ANA 6,757人(+14.9%)、64.0%(+ 3.3P)
APJ ※公表なし(全便運航した場合の提供座席数は180×62=11,160席)
2014年08月28日
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