2014年09月07日

格安の波に乗って中四国へ(1日目)



■2014.09.07 自宅→成田国際

■前夜からの出発となるイケてない成田
今回は、早朝に成田を出発する便を利用する。成田を6時55分に出る便で手続きは35分前締め切りのため、6時20分には成田に着いていなければならない。都心からの始発電車は6時半過ぎ到着で利用できないので、残った選択肢は、「深夜バス」か「成田前泊」となる。
深夜バスの場合、都内を未明に出るバスがいくつか設定されている。一方、成田前泊の場合、これまでの周辺ホテルに加え、この夏からカプセルホテルも加わった。
そもそもが未明のアクセスか前泊しないと始発便に乗れないこと自体がナンセンスなんだけど、選択肢はこれしかない。羽田なら京急や東京モノレールの始発電車で比較的広い範囲からアクセスが可能だが、成田はそう簡単にいかないのがイタいところだ。

※JR東海道本線や東北本線、常磐線、高崎線といった上野・東京始発電車は5時10分頃だ。これらの電車に乗り継げるよう京浜東北線などはそれより早く運行されている。スカイライナーは日暮里-成田空港間36分だから、仮に日暮里5時10分発が設定されれば5時46分には到着でき、6時にはカウンターに到達できるが、京成はそんな早い便は設定する気はさらさらないようだ(だいたいLCCに乗る人が特急料金を払ってまでスカイライナーに乗るとも思えないけど)。
現状で成田空港への最速到達は、平日で見た場合、津田沼始発(芝山千代田行)が東成田に5時57分到着、高砂始発で空港第2ビルに6時17分到着がある。JRに至っては東京を5時4分に出るエアポート快速が空港第2ビルに6時29分に着くのがやっと。鉄道利用で6時台の便に乗ろうとすれば、津田沼始発の芝山千代田行に乗るしかなく、利用圏はほぼ千葉県内のみとなる。
バスだと6時前に着く便が、都心数ヵ所(東京駅前、池袋、新宿、品川など)と、稲毛、木更津、栃木、静岡などであるものの、羽田に6時前に着くバス便数より数が少ないというなんとも情けない事態になっている。


都心からのアクセスだから、宿泊がない分、深夜バスが一番安上がりではあるものの、バスに乗っているのはせいぜい1〜2時間だ。バスの出発まで都心で長い時間待っても、バスに乗っているのはちょっとだけになってしまう。バスで来てカプセルホテルに泊まるという手もあるが、都心夜発で成田深夜着のバスはなく、そもそも1000円の飛行機に乗るために何千円も出してホテルに泊まるのはバカらしい。
そんなだから、昨年までは終電で成田まで行き、そこから3時間歩くという面倒くさいことをしていたが、昨夏から公式に24時間化されたので、今はそんな悩みは解消された。

終電で成田に行って、そのままロビーで寝てしまえばいいのだ。
23時過ぎには到着便も終了して人の出入りはなくなるから、成田のロビーに泊まれば、5時までの約6時間、冷暖房完備の館内で寝て過ごせる。深夜バスでちょっと寝てくるより、はるかに快適に過ごせるはずだ。
翌日からレンタカーで運転しっぱなしで、寝不足は危険なので、寝れる時間の短いバスではなく、今回は成田のロビーでお泊まりすることにした。

※SJO便の場合、9月から3時に新宿を出る無料バスが登場している。最も安く成田にアクセスするなら、この無料バスを使うのが良いのだが、成田に着くのは、チェックインが始まった後の5時。今回は、北側国際線施設をできるだけ人がいない状態で撮影したかったこともあり、寝る時間も考慮して無料バス利用はあきらめた。

家を出たのは18時過ぎてから。
できるだけ安く済ませるため、新橋でメトロに乗り換え、日本橋から東西線経由で西船橋へ。京成西船まで歩いて京成線に乗り換えた。さらに安く済ませるため、成田空港ではなく、東成田からアクセスした。

京成西船で待っていたら、ちょうど快速の成田空港行が通過し、タッチの差で利用しやすい便を逃した感じだった。その後に来た電車はちょうど各停の芝山千代田行。そのまま乗っていっても良かったが、少しでも早く行こうと船橋で後続の速達列車を待つことにした。
ところが、船橋では快特(成田行)が来るまで10分以上待たされるはめに。乗った快特は、各停を津田沼ではなく、勝田台で追い抜き、西船で見た快速には佐倉まで追い付くことがなかった。
佐倉で快速を追い抜いて成田に着いたものの、勝田台と佐倉で追い抜いたのではそんなに差が出ない。夜結構遅い時間で郊外部分なのに、この短い間隔で成田空港行や芝山千代田行が来るようでは、東成田方面行きの接続電車があるわけなく、結局成田では後続便待ちとなってしまった。
5分ほど待ってやって来たのは佐倉で追い抜いた快速。さらに3分ほどの短い差で続いて各停の芝山千代田行きが到着した。芝山千代田行はやはり西船で乗った便で、頑張って乗り換えた意味は全くないという残念な状況になってしまった。こんなんだったら西船からゆっくり座って寝てくればよかったのだった。

東成田線は全然利用者がおらず、東成田で降りたのはなんと自分だけ。
利用するニビルには直接行かず、まずは五分ほど歩いて一ビルへ。リニューアルしたモールを見に行こうと思ったのだが、残念ながらこの時間はほぼ全店舗が閉店後で、あまり時間もかけずに見学を終了し、無料連絡バスでニビルに向かうことになった。

■泊まるなら一階か二階
ニビルには22時過ぎに到着。
ニビルも到着便がだいぶ少なくなっていたが、一階と二階中央部の椅子には明らかに一晩明かすであろう人たちがゴロゴロしていた。
もう9月で、かつ明日は月曜だし、そんなに人は多くないと思っていたのだが、よく考えてみたら、9月はまだ大学生が夏休みの時期。一晩明かす人たちも学生っぽい二、三人組が目立った。意外だったのは、泊まっている人の半分くらいは女性だったことで、日本がいかに安全かを実感できた。デカイ荷物の人はあまりいなかったので、国内線利用が多いと思われるが、中には国際線利用と思われるほど大きな荷物の人もいて、早朝便利用の人たちばかりではないようだった。

インフォメーションに確認したところ「一階か二階であれば一晩明かしていい」とのことだ。
自分はというと、天井が低い中央部はほぼ席が埋まってしまっていたので、まだ、明かりが煌々と点いている到着口付近に陣取ることにした。到着口付近は23時過ぎまで到着便を待つ人がいたので、空席が多かったようだ。
他人の様子を見ていると、泊まり人数の関係からだいたい一人三席(椅子一組)を確保し、横になっている人が多い。自分も三席分で横になったものの、ちょうど真上で光る電気が眩しかった。到着口脇はあまり人がいなかったのだが、この明るさを感じればなんとなく分かる気がした。

そんなこんなで、何とか席を確保したのだが、後ろに陣取ったサンダルばき(飛行機に乗るのにサンダルばき!と驚くところが古い人間なのかなあ、、、)のにいちゃんの鼾と、その鼾が止まって息が詰まった後の苦しそうな咳、さらにその後ガサッと起きる音が何度も何度も繰り返されてうるさく、なかなか寝付けなかった。
さらに、23時半頃には、若い10人ぐらいのグループが登場。彼らは、自分から見て前方の到着口前の床面に陣取ったのだが、unoを始めたのか、話し声や、ゲームが動いたときに沸くドッとした笑い声がかなりうるさい。

前も後もうるさい人に挟まれるとは、、、。寝られないリスクも承知の上とはいえ、ほかの場所は静かなところも多かったので、これはとんだ誤算だった。
夜行列車でも隣席が酒臭かったり、鼾がうるさい人に当たることが非常に多く、なぜかいつもこんな感じの貧乏くじを引くことが残念でならなかった。

24時に照明が絞られ、その後はなんとか眠りにつけた。


■今日の教訓!

[成田]早朝便なら宿泊覚悟←つまり、やっぱり不便だということ
[成田]快特でも各停でも同じ場合あり←つまり、やっぱり時間かかるということ
[成田]SJOなら無料バスも検討しよう←つまり、やっぱり大盤振る舞いしないと利用しないということ
[成田]泊まるなら鼾がないか見極めよ←つまり、やっぱり泊まりにくいということ


■実際の旅程

09/07 SUN
自  宅18:00(京成線など)→21:00[成田国際空港]
(空港ロビー泊)

ラベル:成田
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック