■美保飛行場(米子鬼太郎空港) SKY再び低迷逆戻り 9月実績
スカイマーク(SKY)は10日、9月の搭乗実績を発表しました。地方空港ながら拠点化した美保飛行場(米子鬼太郎空港)発着路線は、再び低迷に逆戻りしています。
SKYの米子発着路線は全部で5路線(実績の出ない神戸経由の百里線を除く)。これまで1路線しか飛んでいなかった地方空港を一気に拠点化させたことから、利用が定着するのか注目されています。
9月の結果は、夏の需要も終わり、再び低迷状況が戻っています。すでに10月26日から始まる冬ダイヤでの再編が決まっていますが、なかなか利用が定着してきていないようです。
搭乗率を見ると、先月就航以来初の五割超えを達成した新千歳線は五割台を維持し微増した一方、成田国際(成田)線は三割台、神戸線と那覇線は四割台と引き続き低迷。東京国際(羽田)線も六割台と、夏場少し上向いた状況から再び低迷状況に戻っています。
SKYは、米子では多路線展開して利用を増やす戦略でしょうから、簡単には運休できないジレンマも抱えています。今後、うまく需要喚起できるのか注目されます。
米子発着路線の9月実績
千歳線: 5,877人 55.3%
成田線: 7,091人 34.0%
羽田線: 12,235人 65.2%
神戸線: 9,545人 44.9%
那覇線: 4,629人 43.6%
競合他社路線の9月実績 左から利用者数、搭乗率。( )内は昨年比。
ANA 米子-羽田線:5往復 39,064人(▲16.9%)、66.5%(▲11.2P)
JAL 出雲-羽田線:5往復 48,830人(▲16.3%)、73.3%(▲ 8.0P)
JAL 出雲-伊丹線:5往復 10,123人(▲14.9%)、58.5%(▲10.1P)
2014年10月11日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック