□中央リニア 飛行機よりも早い鉄道ついに着工認可
国土交通省(国交省)は17日、東海旅客鉄道から出されていた中央新幹線(品川-名古屋間)の工事実施計画(その1)を認可したと発表しました。品川-名古屋間を最速40分で結ぶとしています。
国交省が発表したのは、中央新幹線の工事実施計画(その1)の認可。その1は、土木構造物関係分で、建設計画がいよいよ動き始めることになります。
認可された区間は品川-名古屋間約285.6キロで、約86%はトンネル区間となります。
中央新幹線は、超電導磁気浮上式(リニアモーター)による新線で、最高時速は505キロ。中間駅は全4駅で、全駅通過のものも計画されているものと思われ、品川-名古屋間は最速40分で結ぶとしています。
最高時速は明らかに飛行機の方が早いですが、東京国際(羽田)空港の混雑なども考慮し、現在、羽田-中部国際(中部)線は60分に設定されています。国内線は搭乗15分前の締切で、さらに時間が必要であることから、羽田-中部線はもちろん、航空大手二社のドル箱路線である羽田-大阪国際線への影響も大きいとみられます。
中央新幹線の整備が、今後、航路の見直しや羽田混雑の緩和、搭乗方法の変更などについて議論が深まるきっかけとなるのか注目されます。
■中央新幹線(品川・名古屋間)の工事実施計画(その1)の認可について(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo09_hh_000049.html
2014年10月18日
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