2015年01月11日

美保_12月SKY維持できず

■美保飛行場(米子鬼太郎空港) SKY利用維持できず 12月実績

スカイマーク(SKY)は10日、12月の搭乗実績を発表しました。美保飛行場(米子鬼太郎空港)発着路線は2路線で、利用が維持できず、再び低迷しています。

SKYは米子を一度は拠点化し5路線(実績の出ない神戸経由の百里線を除く)を運航していたものの、利用が伸び悩み、10月末に大幅縮小しました。12月は2路線化されてから初めて繁忙期を含めた搭乗実績となります。

結果は、神戸線、那覇線ともに利用が維持できず、搭乗率は神戸線が五割台、那覇線は三割台となりました。
神戸線は、昨年は12月20日〜31日までの11日間運航ですから、単純計算で今年は昨年比200%増はほしいところですが、それをなんとかクリアした程度の数値に留まっています。

SKYは米子から撤退を検討していることが報道されています。SKYの就航を嫌う自治体が多いなか、米子はSKYの就航にかなり積極的であるだけに、数値の厳しさは残念な状況。山陰全体では利用が昨年よりも低調であるとはいえ、利用が低迷していることで、撤退が現実味を帯びてきました。

米子発着路線の12月実績( )内は昨年比
神戸線: 11,442人(+228.9%)、52.1%(+11.2P) *1)
那覇線: 4,382人、39.9%
*1) 神戸線 昨年は12/20〜12/31の11日間のみ運航

競合他社路線の12月実績 左から利用者数、搭乗率。( )内は昨年比。
ANA 米子-羽田線:5往復 37,773人(▲10.3%)、62.8%(▲ 2.0P)
JAL 出雲-羽田線:6往復 47,608人(▲ 6.8%)、60.9%(▲ 8.6P)
JAL 出雲-伊丹線:5往復 10,030人(▲ 9.4%)、50.6%(▲11.7P)
※ANA・JALとも減少幅が縮小(SKY運休の影響?)
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 美保飛行場(米子鬼太郎空港) | 更新情報をチェックする
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