日本航空(JAL)は13日、3月から手荷物タグを自分で取り付ける「JALエクスプレス・タグサービス」を始めると発表しました。
JALが開始すると発表したのは「JALエクスプレス・タグサービス」。
利用者が専用の手荷物タグ発行機でタグを発券し取り付ける、いわゆるセルフサービスで、ついに大手航空会社でも始まることになりました。
3月下旬に東京国際空港(羽田空港)国内線第1旅客ターミナルの手荷物カウンタで開始するとしています。
JALでは専用の手荷物受託カウンタを設け、カウンタ待ち時間を少なくするとしており、従来どおり通常のカウンタでの受託も継続し、操作に不慣れな利用者にも対応するとしています。
なお、セルフを選んだ場合、利用者の手間が増えることになりますが、値引きの実施や従来どおりカウンタを利用した場合に手数料徴収などは行われない模様です。
セルフの手荷物タグ付けは、国内では、新興航空会社のスカイマーク(SKY)がかなり前から実施しています。SKYは専用のタグ発券機ではなくチェックイン機で同時発行ですから、航空会社側では余分な機械費用は不要ですし、利用者側も自動チェックイン機と手荷物カウンタの2ステップで済みます。しかし、今回発表されたJALの場合は、オンラインチェックインを済ませていないと、自動チェックイン機orチェックインカウンタ、手荷物タグ発行機、手荷物カウンタと3ステップとなるため、スピーディーな手続きには上手な活用が求められます。
また、リリースで発表されたイメージ図では、手荷物タグ発行機には重量計測機器は付属していないようですので、カウンタはタグ発行と取り付けの時間が短縮する程度となりそうです。
手荷物タグ付けのセルフサービスは、海外では様々な空港で実施されていますが、国内ではタグ付けもサービスとして係員が行うのが当たり前。前述のSKYに加え、昨年12月からは格安航空会社のジェットスター・ジャパンでも始まりましたが、これらの航空会社を利用する際にしか必要ありませんでした。
サービス削減といっても大した手間ではないのですが、初めての人はタグの取り付け方などで焦る人は多そう。ネットサーフィンすると、SKYがセルフタグ付けであることに対し、安いから仕方ないとしているページが多く、大手がセルフサービスを始めることへの反感が強くならないか気になるところです。
■羽田空港国内線手荷物カウンターにてJALエクスプレス・タグサービスを始めます(JAL公式サイト)
http://press.jal.co.jp/ja/release/201502/003244.html
ラベル:JAL