2020年10月25日

成田_空港概要(3ビル)

情報交通ホットライン/日本空港情報館/成田国際空港(第3)
日本空港情報館
成田国際空港
第3旅客ターミナルビル

■施設の見どころ:◎◎◎◎= 中規模/LCC用に整備された専用ターミナル。簡素な造りや特徴的なサインが目立つ。大規模フードコートあり。
■見学者への対応:◎◎=== ターミナルパンフ有(5言語)/案内所 有/展望デッキ 無/ファン向け展示 無
■売店の充実度:◎◎◎== 売店・飲食店ともに適量。本屋・コンビニ・土産屋あり。国内初出店のLCCの店舗有
■アクセスの状況:◎◎=== 鉄道 約500メートル(空港第2ビル駅)/バス 有/自家用車は乗入不可


※情報は特記以外平成29年3月現在のものです。
T3001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成27年6月撮影)
平成27年4月開業。格安航空会社(LCC)向けに整備された新しいターミナルです。本館とサテライトから構成されています。
本館は地上3階建て、サテライトは2階建て。両館を結ぶ連絡ブリッジ部が4階建てです。駐機方式はフロンタル方式(国際線)とサテライト方式(国内線)の併用、動線方式は1・1/2に近い多層方式です。本館は、1階に到着手荷物受取場、2階に出入口・ロビー・出発口、3階に国際線搭乗待合通路(搭乗待合室と搭乗口は各口ごとに階段を下りた2階部)があります。独立したサテライトとの間は地上4階の連絡ブリッジが結んでいます。サテライトは搭乗エリアとなっており、2階に搭乗待合室、1階に到着通路が整備されています。
館内のサインのうち、吊サインは灰地に白文字で幕タイプ。また、トイレ入口などで壁面に大きくサインを描き視認性を高めています。珍しいものとして、床面を使ったサインが特徴的で、陸上トラック素材のレーンを描き、出発・到着の経路を誘導しています。
国際線搭乗待合室が使用するエリアは、厳密には第2旅客ターミナルを改修した部分で、壁を隔てて第2旅客ターミナルとくっついています。
グッドデザイン金賞を日本の空港ターミナルで初めて受賞しています。
T3002.jpg旅客ターミナル前面
(写真は平成27年6月撮影)
貨物施設跡地に整備されたために出入口が限定されています。特に前面部分は制限区域に当たり、1階前面部分は利用者の立ち入りはできません。
令和元年9月にターミナル前面側に飛び出る形で増築されています(写真は増築前の様子)。
出入口は本館2階に1か所あります。専用歩道橋で制限区域をオーバーするようになっており、第2旅客ターミナル間を結ぶ通路、バス・タクシーのりば、第2ゲート方面への歩道のみに出入りできます。
自家用車はターミナル前で乗降できないため、第2の駐車場やカーブサイドで乗り降りして連絡バスか徒歩でアクセスする必要があります。

※令和元年09月05日:ターミナル前面側に増築
NRTT3003.jpgチェックインロビー
(写真は平成29年3月撮影)
ターミナル出入口は本館南西端にあり、本館2階ランド側(西側)は全面にわたりロビー空間となっています。南側にチェックインロビー、北側にフードコートが広がります。フードコートは実質的に出発ロビーを兼ねており、出発口前のロビー空間は通路幅程度になっています。
到着動線もチェックインロビーを北から南へ通行します。
案内所が出入口を入ってすぐのところにあります。
内装を簡素にしたターミナルで、配線などもむき出しです。内装はモノトーンを基調としていますが、このおかげで色のついたサインがかなり目を引きます。
T3004.jpgチェックインカウンタ
(写真は平成27年6月撮影)
アイランド方式に近いカウンタで、3区画6エリア(A-F)と端側に団体用のW、大型手荷物用のY、Zが設けられています。
ジェットスターグループ(ジェットスター・ジャパン(JJP)、ジェットスター(JST))、春秋航空グループ(SPRING(SJO)、春秋航空(CQH))、チェジュ航空(JJA)が使用しています。

■第3ターミナル発着航空会社
国内線
・その他航空会社
 JJP、SJO
国際線
・バリューアライアンス加盟会社
 JJA*
・その他航空会社
 JJP、CQH*、SJO*、JST
 *)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で到着便のみ第2に変更中

※平成28年02月13日:SJO 国際線就航
※令和元年10月27日:VNL 全便運休、APJ 第1南から第3に移転、CQH 就航
※令和02年04月04日:JJA・CQH・SJO(国際線) 到着便のみ第2に変更(COVID-19の影響)
※令和02年10月25日:APJ 第3から(国内線)第1南/(国際線)第1北に移転
T3005.jpg出発口
(写真は平成27年6月撮影)
出発口は本館2階北東側に、国内線用と国際線用が並んで設置されています。
NRTT3006.jpg▲サテライト側 搭乗待合室
NRTT3006b.jpg▲バスラウンジ 搭乗待合室
搭乗待合室
(写真は平成29年3月撮影)
国内線は本館北東端側からバスラウンジが直結150A-Dの搭乗口が設置されています。その横に連絡ブリッジに上るエレベータ・エスカレータなどがあり、4階連絡ブリッジからサテライトへ渡った後、サテライト2階に161-164、171-175の搭乗口があります。
国際線は本館3階の出国審査場通過後、免税店などが配置されたエリアとなります。搭乗待合室は第2を改修した南側に延びており、151-155ののりばがあります。
バスラウンジは国内線・国際線いずれでも使用できるスイングタイプです。
NRTT3007.jpgサテライト連絡ブリッジ
(写真は平成29年3月撮影)
本館とサテライトの間は連絡ブリッジを渡る必要があります。ブリッジ下を飛行機が通れるようになっているもので、地上約15メートル、4階レベルの高さがあります。本館、サテライト側とも2階レベルのため、行き来する際は2層分を上り下りする必要があります。
NRTT3007b.jpg搭乗口・エプロンルーフ
(写真は平成29年3月撮影)
サテライト側の搭乗は、搭乗橋はなく、エプロンルーフを通っての地上搭乗となります。
NRTT3008.jpg到着手荷物受取場
(写真は平成29年3月撮影)
到着手荷物受取場は本館1階にあります。国内線が北側、国際線が南側です。
T3009.jpg到着口・到着ロビー
(写真は平成27年6月撮影)
令和元年9月に増築され、到着口を出たところに到着ロビー空間ができました。あわせて、本館北西端側から2階に上っていた動線を南東側に変更。チェックインロビーを通らないと外に出られなかったものを2階に上がってすぐに外に出られるように変更しています。
本館北西端に2階に上るエレベータ・エスカレータがあり、到着口となっています。

※令和元年09月05日:到着ロビー 新設
T3011.jpg売店
(写真は平成27年6月撮影)
・本館2階チェックインロビー:8店舗(ローソン、Fa-So-La BOOKS、HIPSHOP、GRAN SAC'S、Fa-So-La DRUGSTORE、東京食賓館、V Store、SPRING JAPAN春)
・本館2階バスゲートラウンジ:1店舗(SPRING JAPAN秋)
・サテライト2階国内線搭乗待合室:2店舗(Jetstar shop、V Store vending)
・本館3階国際線搭乗待合通路:4店舗(Fa-So-La DUTYFREE、Fa-So-La DUTY FREE アネックス、Fa-So-La SOUVENIR AKIHABARA、Fa-So-La SOUVENIR AKIHABARAアネックス)、市中免税店引渡しカウンター
・本館1階国際線到着手荷物受取場:1店舗(Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE)

SPRING JAPAN秋はエリアの状況によって国内線搭乗待合室である場合と国際線搭乗待合室である場合に変化します。
SPRING JAPAN(春・秋)とJetstar shopは初出店(Jetstar shopはグループで世界初とのこと)。様々な店舗の比較が面白く、V Store vendingは自動販売機があるだけ。航空会社系の4店舗は区画されていない簡易的に見える店舗になっている一方で、他の店舗は、しっかりとした区画・内装で造られています。LCCターミナルの考え方が、LCC側と店舗側では大きく異なっていることがよく分かります(ローソン前が館内で一番冷房が利いています、、、)。

※平成31年?*月**日:Fa-So-La Watches & Accessories 閉店、Fa-So-La SOUVENIR AKIHABARAアネックス開店
※平成30年06月29日:Fa-So-La DUTY FREE アネックス 開店
※平成30年06月12日:Fa-So-La Bags 閉店
※平成29年11月15日:Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE 開店
※平成28年01月28日:市中免税店引渡しカウンター 開店
T3013.jpgサービス店
(写真は平成27年6月撮影)
簡素なターミナルですが、ひと通りサービス店も揃っています(すべて本館)。

・本館1階到着ロビー:手荷物宅配1店舗(GPA)、外貨両替1店舗(みずほ銀行)、携帯電話WiFiレンタル1店舗(J WiFi & Mobile)
・本館2階チェックインロビー:総合カウンタ1店舗(GPA(外貨両替・旅行保険・携帯電話WiFiレンタル))・外貨両替1店舗(みずほ銀行)

上記のほか、本館1階到着ロビーに鉄道乗車券自販機、バス乗車券カウンタ、ATM(セブン銀行・千葉銀行)、SIM自動販売機、本館2階チェックインロビーにATM(セブン銀行・イオン銀行)、証明写真機、本館3階国際線搭乗待合通路にATM(セブン銀行)・外貨両替機・旅行保険自動機があります。

※令和元年09月05日:鉄道乗車券自販機・バス乗車券カウンタ 移転(2階→1階)、J WiFi & Mobile・1階 ATM(セブン銀行・千葉銀行)・SIM自動販売機 開店
T3012.jpg飲食店
(写真は平成27年6月撮影)
本館2階北側にフードコートがあります。

・本館2階フードコート7店舗(caffe LAT 25°、TATSU SUSHI、ぼてぢゅう屋台、洋丼屋ONE BOWL、フレッシュネスバーガー、リンガーハット、宮武讃岐うどん)
・本館3階国際線搭乗待合通路:1店舗(caffe LAT 25°)
国内線は搭乗待合室内に飲食店はないので要注意です。

※平成30年?*月**日:カフェベネ(2階フードコート、3階搭乗待合室) 閉店、caffe LAT 25°(2階フードコート、3階搭乗待合室) 開店
T3016.jpg交通広場
(写真は平成27年6月撮影)
第3前の道路を超えた先に専用の交通広場が設けられています。専用歩道橋で渡った先にあり、路線バスのりば・おりば・ターミナル連絡バスのりばとタクシーのりば(呼び出し式)、身障者乗降場があります。自家用車やレンタカーなどは利用できません。簡易的な待合所が3か所あるほか、トイレのある専用待合所も設けられています。
バスのりばは1番-19番ののりばがあります(10番以降はのりばとしては未使用)。
ターミナル連絡バスは無料で、第3→第2→第3と第3→第2(北・南)→第1→東成田駅→第3の2系統が発着しています。

※平成31年03月28日:路線バス降車場 新設
※平成30年10月01日:ターミナル連絡バスのりば 移転(ターミナル前面→交通広場)
T3021.jpg礼拝室
(写真は平成27年6月撮影)
簡素なつくりのターミナルですが、礼拝室も設けられています。
2階チェックインロビーと3階国際線搭乗待合通路沿いにあります。
T3017.jpgかつてあった見どころ(旧・ターミナル連絡バス乗降場)
(写真は平成27年6月撮影)
ターミナル連絡バス乗降場は、平成30年9月までターミナル前面に設けられていました。
制限エリアで外に出られないため、のりばは完全に囲われた空間で、ターミナル連絡バスが到着した際のみ扉が開閉するようになっていました。

■就航路線(国内線)第3旅客ターミナル
■就航路線(国際線)第3旅客ターミナル
 →「就航路線」を参照

※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※成田国際空港の公式サイトではありません。

開設月日 2015.04.08
初調査日 2015.06.13
前調査日 2017.03.04

ラベル:成田 空港概要
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 成田国際空港(成田空港) | 更新情報をチェックする
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