国土交通省(国交省)は、24日、広島空港に残置されたアシアナ航空の事故機を25日夜〜26日早朝にかけて実施し、26日から滑走路を運用するための気象条件を緩和すると発表しました。
国交省が発表したのは、広島空港で行われている運航条件の緩和。26日から運航できる気象条件を緩和するため、欠航リスクの減少が期待されます。
広島では、14日に発生したアシアナ航空機の事故で施設が破損、さらに滑走路脇に同機体が残置されています。17日から暫定運用が再開されていますが、有視界気象状態であることが運航するための気象条件となっています。
今回、25日夜〜26日早朝にかけて事故機の撤去することから、撤去作業が完了する26日以降は「滑走路方向の視程が1600m以上であること」に変更され、運航できる条件が緩和されることになりました。
気象条件が厳しくなったことから、通常であれば運航可能であった19日と20日に全定期便が欠航となるなど、広島発着便に大きな影響が出ていましたが、今回の緩和で欠航リスクの減少が期待されます。
損傷を受けた航空灯火は、17日に仮復旧したとしており、ローカライザーは仮設施設による仮運用を5月中旬からの予定と発表されています。
■広島空港におけるアシアナ航空事故機の撤去に伴う運航条件の緩和について(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku15_hh_000032.html
ラベル:広島空港