2015年05月24日

(加)Victoria_空港概要

情報交通ホットライン/空の駅情報館/海外空港特別編 Victoria International Airport(カナダ)
空の駅情報館 海外空港特別編
Victoria International Airport
(カナダ ビクトリア国際空港)


YYR000.jpg
Victoria International Airport(カナダ ビクトリア国際空港)

■空港の概要
カナダブリティッシュコロンビア(BC)州のノースサーニッチにある空港。ビクトリアの中心部から25キロほど北方に位置する郊外型空港です。
ビクトリアはBC州の州都で、バンクーバー島の玄関空港となっています。ターミナルは小さな空港ですが、滑走路が3本あり、国際線も就航しています。
平成27年5月24日現在、日本からの直行便はありません。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:2,133m/1,532m/1,524m
■空港コード:YYJ/CYYJ


■施設の見どころ:◎◎◎== ターミナルは小規模。地上搭乗がメインの利用しやすい空港です。館内にアート作品が多数。
■見学者への対応:◎◎◎== 案内所あり。ターミナルパンフなし。送迎デッキ(室内展望ラウンジ)無料。モニュメントあり。ファン向け展示少々。
■売店の充実度:◎==== 店舗数は少なめ。一般エリア・搭乗待合室エリアともに店舗があります。商品数は少なめです。
■アクセスの状況:◎◎=== 鉄道なし/バスあり/リムジンバス・路線バスともあり。リムジンバスは定額タクシーに近いイメージです。


※就航路線は平成27年5月24日、そのほかの情報は特記以外平成27年2月現在のものです。
■撮影環境:空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。ホームページは英語のみですが、歴史や見どころなどを写真を多用して非常に詳しく解説しており、親しみを感じる空港です。空港を一周するサイクリングロードがあり、撮影環境は抜群です。
■日本からのアクセス:日本からの直行便はありません。バンクーバー経由での利用が主流ですが、米国シアトル経由でも利用可能です。
■路線活用のヒント:バンクーバー線がシャトル便のように非常に多く運航されています。国際線はアメリカ路線が1日数便、国内線はカナダ南西部の本土便がほとんどでバンクーバーからもアクセス可能であることから、日本からの利用の場合、ビクトリアが最終目的地になることが多いと思われます。
■乗り継ぎ方法:乗り継ぎでの利用はあまり多くないと思われますが、搭乗待合室は出発客と到着客が混在するタイプです。スルーチェックインが済んでいない場合、いったんロビーへ出て手続きが必要になります。到着出口を出て右側が国内線手荷物受取場、左側がチェックインロビーです。小さな建物であるため迷うことはないと思われますが、建物両端側のため要注意です。

YYR001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成27年2月撮影)
ターミナルは1つですが、2002年に到着エリア側が拡張されています。到着側はガラス張りなのが印象的です。
地上2階建て(一部3階建て)。駐機方式はフィンガー(ピア)方式とフロンタル方式が合わさったタイプ、動線方式はフィンガー部分が単層方式、フロンタル部分が1・1/2層方式です。2階部分は搭乗待合室の一部で使用しているのみです。
中央のロタンダが目を引くターミナルです。白基調ですが、柱など随所に木材を利用しており、アクセントになっています。
館内のサインは、紺地に白文字で英語とフランス語の併記です。
YYR002.jpgターミナル前面
(写真は平成27年2月撮影)
ランド側は広くガラス張りで目を引く前面です。2車線道路に停車帯1車線が接続しています。ターミナルへの出入口は出発側に2か所、到着側に2か所あります。

バスのりばは到着側に1か所あります。
ビクトリアの市バスBcTransitが、地域路線の83系統Royal Oak行、83系統・88系統Sidney行を運行しています。ビクトリア市街地へ直行する路線バスはなく、Sidney行でMcTavish Exchangeまで乗車後、 70X系統か72系統のDowntown行に乗り継ぎとなります。
ビクトリア市街地へのリムジンサービスはYYJ Airport Shuttleが運行しています。
※ビクトリアのダウンタウンまでは、路線バスはDAYPASSでも5加ドル(乗継運賃で2.5加ドル)ですが、シャトルは25加ドルであるため、利便性をとるか、安さをとるか迷うところです。
YYR003.jpgチェックインロビー
(写真は平成27年2月撮影)
1階、ランド側から見て右側一帯がチェックインロビーです。
カーブサイド側半分が吹抜け・ガラス張りになっており、明るいロビーです。
YYR004.jpgチェックインカウンタ
(写真は平成27年2月撮影)
広範囲にカウンタが設置されています。手前に空港が用意した共通の自動チェックイン機が置かれています。
建物端側からエアカナダ(AirCanada)、ユナイテッド航空(United)、Air transat、ISLAND EXPRESS、Orca Airways、WESTJET、Alaska Airlines、Pacific Coastal Airlines、sunwingが利用しています。
YYR006.jpg出発保安検査場
(写真は平成27年2月撮影)
出発口は1階中央部にあります。国内線・国際線とも同一の出発保安検査場を使用するため、検査は時間がかかります。
搭乗案内は液晶モニタタイプです。通過待ち時間を示す液晶モニタも設置されています。
YYR007.jpg出国待合室
(写真は平成27年2月撮影)
1階中央エプロン側と2階は出国待合室になっています。
1階は高天井のガラス張り空間で開放感あふれた造りです。
YYR008.jpg搭乗口
(写真は平成27年2月撮影)
搭乗橋は1番-10番までで、1番・2番と9番・10番は2階、4番-8番は1階にあります。2階からは搭乗橋利用、1階からはフィンガーコンコース利用の地上搭乗になります。
1番と2番、4番-8番、9番と10番は、それぞれ共通の搭乗口を使用しており、カウンタが分かれているのみです。
YYR008-2.jpgフィンガーコンコース
(写真は平成27年2月撮影)
両端側は搭乗橋による駐機方式ですが、中央部分はフィンガーコンコースを採用しています。建物先から屋根つきコンコースになりますが、飛行機までの間は屋根はありません。
YYR009.jpg到着口・到着ロビー
(写真は平成27年2月撮影)
到着口は1階中央に1か所あります。到着客も到着口から搭乗待合室を通る、出発客と到着客の混在する施設配置です。国際線利用の場合、専用の手荷物受取場・入国審査場を通過後、搭乗待合室を通って到着口へと至りますが、国内線利用の場合は、到着口を通過後に手荷物受取となります。
到着ロビーは中央ロタンダ部分で開放感あふれた造りです。案内所と両替所・旅行保険窓口が到着ロビーにあります。
YYR010.jpg国内線手荷物受取場
(写真は平成27年2月撮影)
1階、ランド側から見て左側が到着エリアで、国内線の手荷物受取場があります。
ベルトは2か所あります。
YYJ Airport Shuttleのカウンタがあります。
YYR011.jpg売店
(写真は平成27年2月撮影)
小さな空港で店舗はあまり多くありませんが、一般エリアと搭乗待合室エリア両方に店舗があります。
1階中央部に1店舗(BREAKWATER BOUTIQUE)、1階搭乗待合室に1店舗(HARBOUR WALK SHOPS)が出店しています。
YYR012.jpg飲食店
(写真は平成27年2月撮影)
1階中央部に飲食店3店舗(White Spot、STARBUCKS COFFEE、Tim Hortons)、1階搭乗待合室に飲食店1店舗(Spinnakers)が出店しています。
YYR013.jpg展望スポット
(写真は平成27年2月撮影)
展望デッキはありませんが、1階中央部にエプロンを眺められる小さなロビーがあるほか、3階中央部に展望ラウンジと歴史展示場を兼ねた「EAGLES LANDING」があります。
YYR014.jpgアート作品
(写真は平成27年2月撮影)
空港内には多くのアート作品が設置されています。
最も目立つのは、ターミナル前にある花のモニュメント「Bouquet of Memories」やトーテムポール「Totems」でしょうか。到着ロビーのロタンダに「Roulette」、出発口上部に「Genesis」、手荷物受取場に「Returning Salmon」、チェックインロビーガラス面に「Airplay」があります。
多数の作品があり、公式サイトでも詳しく紹介されています。
YYR015.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成27年2月撮影)
ターミナル前に広い駐車場が整備されています。
2時間以内の短時間用のほか、一般駐車場、臨時駐車場があります。
YYR017.jpg地上アクセス施設(レンタカー)
(写真は平成27年2月撮影)
レンタカーは4社(Avis、Budget、Hertz、National)が出店しており、ターミナルわきにレンタカー返却場があります。
YYR016.jpg地上アクセス施設(Bicycle assembly station)
(写真は平成27年2月撮影)
自転車交通が発達しているカナダだけあって、自転車用の組み立てステーションが設置されています。ターミナルに隣接する警備ビルで道具の貸し出しや自転車ロッカーも用意されています。
YYR018.jpg周辺の見どころ施設(The Flight Path)
(写真は平成27年2月撮影)
空港を一周するサイクリングロード「The Flight Path」が整備されています。所々に空港に関する案内板が設置されており、空港を回りながら空港の歴史や周辺の見どころを知ることができます。
徒歩でも利用可能です。一周9.3キロですので、時間があれば散策するのがおススメです。
YYR019.jpg周辺の見どころ施設(BC Aviation Museumなど)
(写真は平成27年2月撮影)
東側エリアは、小型機用の格納庫が多数あり、ロータリーパークやBC Aviation Museumが整備されています。
この地区には、飛行機メーカーViking Airの本社があります。日本向けでは、沖縄で定期チャーター便を運航する第一航空が導入したDHC6-400のふるさとになります。
一方、西側には、水上飛行機用の離着水場があります。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
 (直行便なし)
就航路線変遷(平成27年5月24日以降)
-

■空港所在地
[ここに地図が表示されます]


■Victoria International Airport(カナダ ビクトリア国際空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
Victoria International Airport(カナダ ビクトリア国際空港)の公式サイト△(英語版のみ)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※Victoria International Airport(カナダ ビクトリア国際空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2015.05.24
初調査日 2015.02.21
前調査日 2015.02.21
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■海外空港 | 更新情報をチェックする
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