2015年08月21日

鉄道で今度は南東北へ(旅行前)

※2015年10月にアップした旅行記です。

■2015.08 山形の旅行前

■18きっぷ日帰り最北の地、山形へ
盆を過ぎた土曜に一日余裕ができた。
名古屋に行ったときの18きっぷがまだ残っていたので、日帰りで別の空港を訪問することにした。

18きっぷで東京から日帰りできるのは、先月訪れた名古屋、中部国際、静岡に加え、中央線方面は長野県、上越線方面は新潟県、東北線方面は福島県、宮城県、山形県位までだ
山形までの距離は、六時間滞在が可能な名古屋までとほぼ同じなので、山形を第一候補に検討を始めた。

山形県は、東京から18きっぷで観光地に日帰りできる北端として知られている。奥の細道で出てくる山寺に登ってこられるし、山形市内を訪問可能。米沢なら城址を見て米沢牛を楽しむことができる。山形空港は山形から30分のさくらんぼ東根にあるから、充分楽しめそうだった。

で、ダイヤを調べてみたものの、白河ならぬ、福島の関を越えるのが難儀だった
上野からの始発便に乗った場合、まず郡山で約30分待ちがある。さらに、福島では、仙台方面へは約1時間、米沢方面へは3時間近くも待たされるのだ。その先も、仙台経由の場合は仙台で1時間弱と羽前千歳で30分ほど乗り継ぎ時間が必要で、仙台、米沢どちら経由でも山形空港最寄駅のさくらんぼ東根に着くのは15時位になってしまう。
一方の帰りは、仙台経由だと14時には東根を出ないと東京まで帰ってこられない。米沢経由だと比較的乗り継ぎがスムーズだが、それでも米沢と福島それぞれで30分ほどの乗り継ぎ時間が必要で、さくらんぼ東根を16時前に出発する必要がある。
15時に着いて16時には出発という一時間で空港見学はかなり厳しい

山形駅からタクシーを飛ばす手や、福島でレンタカーを借りる手も考えられるが、安い旅行なのに、それでは意味がない。空港への日帰りはほぼ不可能だった。

それでも山形空港で少し時間に余裕がある日帰りとするために色々と検討した結果、行きに福島→米沢をワープすればなんとかなりそうなことが分かった
ワープとは、その区間だけ新幹線や特急を利用する方法だ

福島-米沢間を新幹線利用しても、乗車券と特急券(自由席)で1,500円強で済む。福島で30分も待たずに接続する新幹線があり、米沢で約30分待てば各停が接続。山形からは約30分待ちでちょうど土日限定列車があり、さくらんぼ東根に13時過ぎに着けることが分かったのだ。
18きっぷとの組み合わせで、実質4000円弱で時間に余裕がある日帰りが可能になるというわけ。

最近話題のLCCなら、色々行けそうな値段だが、東京から東北の間は、LCCはおろか新興社すら不毛の地域。羽田から山形まで飛行機だと桁が一つ変わって片道2万近くの値段はする。
値段との釣り合いを考え、新幹線ワープを活用した山形空港日帰り訪問を決めた。

※東北本線は、本線系統でありながら、接続が悪いことで知られている。
便数の少ない区間でもほぼ1時間ごとのダイヤが組まれており、主要区間は1時間に2〜3本の運転となっている。各列車のダイヤ自体はそれほど悪くないのだ。また、郡山、福島、仙台などでの接続は特定の電車間ではうまくいっていることも多い。しかし、接続が良いのは短距離区間便と長距離区間便という組み合わせが多く、なぜか長区間どうしの接続は待たされることが多い。
例えば、始発便で上野から北上すると、前述の郡山、福島で行く手を阻まれ、結局、上野を遅く出ても同じ電車になってしまう。本文では出していないが、この電車で仙台からさらに北上する場合は、仙台でも長時間待たされるため、花巻に着けるのは15時台となる。
電車に乗っている時間だけで考えると、山形空港に悠々到達できるはずなのに、接続が悪いせいで日帰りできない状態で、なんとも残念なことになってしまっている。



いろいろと検討した結果、行程はいたってシンプルになった。
行きは、上野からの始発に乗車。東北本線で福島まで行ったあと、福島-米沢間のみ山形新幹線を利用。米沢からは奥羽本線(山形線)でさくらんぼ東根へと向かう。

さくらんぼ東根ではレンタサイクルを借りる。間の2時間半ほどで空港を訪問する。

帰りは、さくらんぼ東根から山形線を米沢経由で福島へ。その後、乗り継ぎしながら東北本線を南下し、都心へと戻る計画だ。復路は新幹線は乗らないものの、経路としては往復ともに同じだ。

復路は、宇都宮からは終電車ではないが、宇都宮までの区間では、東京まで戻れる最終電車となる。宇都宮までのどこかで電車が遅れたりすると危ういものの、これしか電車がないので、ハラハラ乗り継ぎを実施することとなった。

アクセスの予約(鉄道)
新幹線区間があるものの、自由席利用のため事前予約は不要。18きっぷだけ準備して旅に備えた。

現地移動の予約(鉄道・バスなど)
現地の移動は、さくらんぼ東根でのレンタサイクルのみ。こちらは、予約も可能だが、台数も豊富で、まず全台出払うことはないから、予約はせずに直接借りることにした。仮にレンタサイクルがお休みなら、タクシー手配と考えた。

宿泊の予約
今回は日帰りのため、宿泊はなかった。


■ここまでの教訓!
山形県へは18きっぷで行きづらい←乗継が時間がかかります

■今回の予定旅程
08/22 SAT
自宅03:15(自転車)→04:15蒲田04:24(京浜東北線)→04:52上野05:10(東北本線(宇都宮線))→06:51宇都宮06:56(東北本線(宇都宮線))→07:47黒磯07:54(東北本線)→09:01郡山09:28(東北本線)→10:14福島10:33(山形新幹線つばさ129号)→11:04米沢11:36(奥羽本線(山形線))→12:25山形12:50(奥羽本線(山形線))→13:19さくらんぼ東根13:30(レンタサイクル)→14:00[山形空港(おいしい山形空港)]15:00(レンタサイクル)→15:30さくらんぼ東根15:58(奥羽本線(山形線))→16:29山形16:31(奥羽本線(山形線))→17:17米沢17:44(奥羽本線(山形線))→18:30福島18:50(東北本線)→20:45黒磯20:52(東北本線(宇都宮線))→21:44宇都宮21:48(東北本線(宇都宮線))→23:38上野23:50(東北本線(宇都宮線))→00:20蒲田00:30(自転車)→01:30自宅
※途中名所に寄れれば見学予定。


ラベル:山形空港
posted by johokotu at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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