■2015.08.29 (自宅)→仙台→(自宅)
■二週連続で南東北へ
せっかくの仙台行き。先週はなんとか天気が持ったのだが、今日は早朝から霧雨だった。
宮城の天気予報は雨で、名取からレンタサイクルで行くのは無理そうだ。ひとまず名取まで行き、天気が持ちそうならレンタサイクルにすることにした。
家を出た際には、体がほとんど濡れない程度の霧雨だったので、最寄駅までチャリで行っても良かった。しかし、東京の天気予報が夜まで曇り時々雨だったので、帰りに雨になることを恐れ、少し時間はかかるものの、歩いて向かった。
先週より一便遅い桜木町始発の電車に乗って、北へと歩みを進めた。
この電車は5時8分に上野に着く(上野の発時刻は5時9分)。上野5時10分発の宇都宮行きに乗り継ぎできるのかハラハラだったが、車掌もその辺は心得ていて、乗り継ぎ客が途切れるまで扉を開けていて、比較的余裕をもって乗り継ぎができた。
これで上野から福島までは先週と同じ行程となった。
まわりの人を見学していると、宇都宮から福島まで多くの人が乗り通していて、先週と同じような光景を見ることになった。
郡山までは乗り継ぎ以外、とにかく爆睡。郡山駅構内のロッテリアでの朝食も先週と同じで、福島にはダイヤ通り10時過ぎに到着した。
ここで11時発までしばし休憩だ。
せっかく一時間近い時間があるので、西口にある観光案内所へ行き、福島空港の情報を入手するなどして時間をつぶした。
郡山辺りまでは曇りでなんとか持っていたが、福島に着く直前に雨が降り始め、福島を出るときには本降りになった。
一時間近く待たされた仙台行きは、立ち客がかなりいる結構な混雑だった。座っている人は仙台まで乗り通す人が多いのか、入れ替わりもほとんどない。途中駅でも人が増えてきて、増結か増便してほしい感じだった。
名取では雨が少し弱まっていたものの、空は雨雲が完全に覆っていたため、レンタサイクルの利用は断念。空港鉄道で空港へと向かった。

乗り継ぐ電車は10時15分頃には早くも入線し、小一時間も停車したままだった。この電車には、郡山からの電車からすぐに乗り継いだ人も3人ぐらいいた。
■徐々に人が増えていた仙台
空港に着いたあとは、館内を軽く見て、まずは駐車場まわりを確認。その後北釜地区へと向かった。
東日本大震災から4年半経つのに、空港周辺はあまり変わらない更地が広がっていた。
しかし、今回、細かいところは少しずつ変わってきているように感じた。一番感じたのは人の集まり具合だった。
まず立ち寄った下増田神社では、新しい碑が建立されていた。人が住まなくなっても、多くのひとが集まり、犠牲者を追悼していたことが確認できた。
その後向かった旧・第一臨空公園周辺も、雨にも関わらず、スポッターが多く来て、賑わっていた。
2年前に比べると、公園跡地は見晴台的にこんもりしていたところも含めて更地になってしまい、見所はむしろ減っている。しかし、何もない更地になぜか多くの車が止まっていて、そのほとんどに人がいて飛行機を眺めていたのだ。何もなくなったのに、飛行機を眺めに来る人は減っていない、そんな印象だった。
さらに、貞山運河を横目に歩いていたら、ボート競技の練習をしている人たちに遭遇。
相変わらず側道や橋の照明などは壊れたままで、4年間ほとんど変化がない中で、今回は、初めて貞山堀の水面に人を見た。
さらに、この更地で震災を語り継ぐ活動も始まっていた。
定点写真を撮るため、北釜集落跡地をウロチョロしていたのだが、この時、多くのお客さんを乗せた仙台中央タクシーの大型車が、一度空港方面へと去っていった。バスがほとんどない仙台空港で珍しいと思っていたら、車はお客さんを乗せたまま、しばらくしてから戻ってきた。
空港送迎かと思ったのに、様子が変。不思議に思っていると、車は、北釜交差点近くに一軒だけ残っている被災住宅へと近寄っていた。
あとで調べたら、語り部タクシーを運営する会社で、どうもこの辺りを回っている途中だったようだった。
何となくではあるものの、少しずつ人の往来が出てきているようにも感じられたのは、4年経っての大きな変化なのかもしれない。
旧・第一臨空公園で眺めているうちに霧が濃くなり、さらに雨も強くなった。撮影にはあまり良くない状況だったので、そのまま貞山運河の側道を通って仙台空港へと戻った。
空港では、まもなく撤退するスカイマークとハワイアン航空のカウンタを中心に撮影。一階で新しい作品の陶板レリーフ展示が始まったのを確認した程度で、土産を買って少し滞在しただけ。終電にはまだ早いが、一便早いのに乗れそうだったので、早々に空港を後にした。

仙台空港脇を流れる貞山運河。側道はいまだに崩れたままだが、今回震災後初めてボート練習をしている人たちが見えた。
■復路は先週と違う乗り継ぎ
空港からは来た経路を戻る。
まずは空港鉄道で名取へ。名取からは15分ほど待って福島行へと乗り継いだ。福島行は行き同様に混んでいて、白石まで座ることはできなかった。
福島では30分ほどの乗り継ぎで、黒磯行に乗ることができた。黒磯へと行ける電車としては先週よりも1便早いだけだが、時間にすると約1時間半ほど早い電車だ。
こちらも福島から混雑が激しく、立ち客も結構見られた。例のごとく、座っている人は多くの人が黒磯までの乗り通しだった。
黒磯では先週同様に階段を上り下りしてのホーム間乗り継ぎだったが、この先の宇都宮では同一ホームで乗り継ぎしやすかった。
先週、黒磯発の電車は、一番宇都宮寄りに乗った。おかげで宇都宮の乗り継ぎでエスカレータ混雑により散々な目にあったから、今回は一番黒磯寄りに乗ったのだが、宇都宮では同一ホームでの乗り継ぎで意味がなかった。
宇都宮から先は一番東京寄りの車両が空いているから、今回、黒磯発の電車は一番宇都宮寄りに乗るのが正解。逆に先週乗った東京方面へ乗り継げる最終電車の場合は、一番黒磯寄りに乗るのが正解だった。
※先週と違い、黒磯で乗り継いだ電車のトイレの位置は一番宇都宮寄りの車両だった(先週は一番黒磯寄り)。せめて同一区間では車両の設備位置位はあわせてほしい、、、。
今回宇都宮で乗り継いだ電車は、上野東京ライン経由の東海道線直通だったので、川崎まで乗り通した。しかしこの電車、宇都宮を13分後に出る快速に抜かれるなどトロトロだった。快速は上野行で、上野で乗り換える東海道線(あるいは上野から京浜東北線or上野、東京乗り換えの東海道線)は結局同じ電車となるため、そのまま乗り続けたが、遠くまで行く電車こそ、快速運転をしてほしいと感じてしまった。
帰りは最寄駅からの終バスにも間に合った。先週と違って楽に帰宅できたものの、路面は全く濡れていなかったことから雨は降っていなかったようで、朝チャリでもよかったと、少し残念な思いをしたままの帰宅になってしまった。
※宇都宮発の電車は、途中で快速に抜かれることもあり、激スキ運行だった。さいたま新都心でライブ帰りの大集団が乗ってきたものの、大部分は赤羽で下車。東京と新橋で少し増え、品川からもやや増加した程度だった。
■今日の教訓!
・仙台へは始発に乗っても意味なし←福島での乗り継ぎで追いつかれます
■実際の旅程
08/29 SAT
自 宅04:00(徒歩)→04:30川 崎
川 崎04:36(京浜東北線)→05:08上 野
上 野05:10(東北本線(宇都宮線))→06:51宇都宮
宇都宮06:56(東北本線(宇都宮線))→07:47黒 磯
黒 磯07:54(東北本線)→09:01郡 山
郡 山09:28(東北本線)→10:14福 島
福 島11:00(東北本線)→12:04名 取
名 取12:21(仙台空港鉄道)→12:31[仙台空港]
[仙台空港]15:50(仙台空港鉄道)→16:01名 取
名 取16:10(東北本線)→17:16福 島
福 島17:24(東北本線)→19:25黒 磯
黒 磯19:31(東北本線(宇都宮線))→20:22宇都宮
宇都宮20:24(東北本線(宇都宮線)・東海道線)→22:40川 崎
川 崎23:00(バス)→23:30自 宅
ラベル:仙台空港