■関西国際空港(関空) 冬ダイヤで日本の航空会社が国際線就航便数トップに返り咲き
関西国際空港(関空)を運営する新関西国際空港(新関空)のは20日、冬ダイヤ(10月25日〜平成28年3月26日)の国際定期便運航計画を発表しました。Peach Aviation(APJ)が最も多い週70便となり、久々に日本の航空会社が就航便数単独トップとなりました。
新関空が発表したのは、25日から始まる冬ダイヤ(10月25日〜平成28年3月26日)の関空発着国際定期便運航計画。貨物便も含め週1,215.5便(夏期1,164便、昨年冬期942.5便)が就航予定であることが発表されました。
注目点は、航空会社別で、夏期期間中に増便を実施したAPJが週70便で、ついに便数トップになった点。
関空ではここ数期、大韓航空が便数トップを続けていて、日本の空港にふさわしく、久々に日本の航空会社が単独で就航便数トップに返り咲くことになります。
しかし、日本の大手航空会社は、今冬も東京国際発着便を強化する動きが目立ちますが、そのような中で関空路線は全く強化されていない状況です。
一方、方面別に見ると、長距離路線の減少が目立ちます。
今冬の旅客便の総便数は1,069便と、昨冬の802便、夏期の1,034便より大幅増便となっていますが、韓国(夏期221→今冬245)、中国(431→441)、台湾(133→147)などアジア路線が大幅増加なのに対し、北米(40→35)と欧州(35→27)は減少。方面数も夏期より1都市減少しています。
大幅増便で安泰かと思いきや、日本の大手は関空ではやる気がなく、長距離は路線を維持できないという問題が見え隠れする計画となっています。
■関西国際空港の国際定期便運航計画について (2015 年冬期スケジュール)(関空公式サイト)
http://www.nkiac.co.jp/news/2015/2277/2015winter.pdf
2015年10月23日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック