2015年10月26日

羽田_1便大島が幹線転用

■東京国際空港(羽田空港) 大島線分の発着枠は幹線の関空線へ転用、1便ルールが崩壊?

1便ルールが適用されるANA東京国際(羽田)-大島線の発着枠について、ANAが幹線である羽田-関西国際(関空)線へ転用していることが明らかになりました。

大島線の発着枠を関空線へ転用したことが明らかになったのはANA。航空専門サイトのAviation Wireが、「国内線は羽田ー大島線から24日で撤退。浮いた羽田の国内線発着枠を、需要が旺盛な羽田ー関西線への転用を国土交通省航空局(JCAB)に申請し、認められた。」と報じています。

ANA羽田-大島線は、24日の運航をもって休止となりました。大島線は運休する際には枠が回収されるはずの1便ルール適用路線であるため、枠がどうなるか注目されていましたが、今回、枠が回収されることなく、そのままANAにより幹線の関空線へ転用されたことになります。
1便ルールは、地方路線のネットワークを維持するために設けられています。3便ルールとともに、羽田からの路線開設の際の制約となっており、なかなか各社とも増便に踏み切れない要因になっている一方で、地方空港保護の側面もあります。

今回、1便ルールが破られたことで、なし崩し的な1便路線消滅が始まることにならないか心配されます。

ANAは昨年も、同じ1便ルール適用路線の三宅島線を運休していますが、このときも枠回収の話はなし。今冬は成田国際からパリ線を運休するなど、羽田・成田の発着枠について、ルール破りが続いていますが、ルールを決めた国土交通省もそれを黙認する状況が続いています。

ANA、成田ーブリュッセル就航 篠辺社長「欧州は面で展開」(Aviation Wire公式サイト)
http://www.aviationwire.jp/archives/73083

posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京国際空港(羽田空港) | 更新情報をチェックする
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