新年のご挨拶
昨年は「情報交通ホットライン 空の駅情報館ブログ」をご覧いただきありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。
昨年は、4月に成田国際(千葉県)の第3旅客ターミナルが新設された程度で、空港の動きはあまり多くありませんでしたが、訪日外国人旅行者が一昨年に続いて急増し、玄関口である空港が注目された一年でした。
新しい年は、仙台(宮城県)や関西国際(大阪府)などの運営民間委託開始が最も大きな話題でしょうか。
ターミナル改修は、福岡や粟国(沖縄県)などで進められており、下地島(沖縄県)でも新ターミナル建設の話が出てきています。
航空会社関係では、新生エアアジア・ジャパンがいよいよ新規就航するのが最大のトピックス。初めて中部国際(愛知県)を拠点にすることで注目されています。春秋航空日本の国際線参入も控え、最近高くなりつつある格安の争いが再発しそうです。
エアアジア・ジャパンの参入は、スカイマークが自滅したことで消えてしまった国内第三勢力が再び生まれるかという点で注目です。これらLCC2社が第三勢力となるのか、なかなか拡大してくれないフジドリームエアラインズやアイベックスエアラインズが急成長して第三勢力を担うのか、大事な航空勢力改変初年が始まります。
毎年注目している離島空路は、路線の復活や活用がキーワードです。
事故で運休が続く粟国、最南端空港の波照間(沖縄県)で再就航が実現するのかが最大の注目点です。天草(熊本県)では天草エアラインの新機材運航開始で運休路線が再開する他、ANAが運休した大島(東京都)では新中央航空のさらなる定着が期待されています。
さらに、今春、せとうちSEAPLANESにより、水上飛行機の旅客運航(チャーター便)が復活する予定。広島県尾道市に離着水場を設置する計画が進んでいます。海洋国家日本にふさわしい大ニュースが待たれています。
「情報交通ホットライン 空の駅情報館ブログ」では今年も、読んだ人が行ってみたくなるような空港の話題を提供していきたいと思います。
平成28年 元旦