熊本地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
前震発生から10日、本震から1週間が経ちました。
この10日間はどのようなものだったのでしょうか。
地震からもう10日、でしょうか。
被災地では、いまだに余震が続き、新耐震基準後の建物も崩れ、多くの被災者が出ていることが刻々と報道されています。
そんななかで、東日本大震災時と同様に、新幹線をはじめとする地上交通が復旧に時間がかかるなか、今回の震災でも地上をほとんど必要としない航空ネットワークは早期に復旧しました。
熊本と大分は早々に24時間運営化し救援輸送をスタート。熊本空港は震源に非常に近かったこともあり、ターミナルの完全復旧にはなっていませんが、早々に暫定再開し、全国の航空会社が物資輸送と人々の輸送を担っています。
日々空港をクローズアップしている身としては、非常に心強く感じています。
熊本空港の本格復旧はまだ時間がかかりそうですが、これからはどう復興していくかに重点が移っていくでしょう。
青い空から、人を、物を、街を、結びつけよう。
被災地域の皆さんが早くホッとできますように。
被災地域の皆さんが早くホッとできますように。
■国土地理院公式サイトで被災地の航空写真などを公開中
(建物状態まではっきり分かる鮮明画像です。熊本空港周辺も撮影されています)
http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H27-kumamoto-earthquake-index.html
■熊本空港には2011年夏と2015年冬に訪れています。館内などを撮影していましたので、掲出します。
国内線ターミナルは2012年にリニューアルが完了しています。
リニューアルでは古い建物を増築していますが、ちょうど旧耐震基準部分の耐震補強なども行なっていました。不幸中の幸いといったところでしょうか。
外観は、今回の地震で瓦や石垣が崩れた熊本城の城郭をモチーフにした特徴的なものになっています。

内装は熊本の木を使った天井が特徴でした。今回の地震では内装の一部が落下するなどし、一時閉鎖となってしまいました。

いまだ暫定再開中で、早期の完全復旧が望まれます。
こんな空港を持っている熊本は、日本赤十字社の発祥の地として知られています。
熊本空港からも近い大きな病院として赤十字病院があるのですが、実は、病院がある一帯は現在の空港ができるまで使われていた旧空港の跡地に当たります(写真は日本赤十字社 熊本健康管理センター)。

赤十字の精神が根づいているのか、2011年夏に熊本空港を見学した際には、館内でこんな光景が見られました。

跡地利用での災害救護という形で、熊本では、実は空港と間接的に結びついていた日本赤十字社。そんな日本赤十字社をはじめとした様々な団体を通じた義援金募集も各地の空港で始まっています。
まさに青い空から結びついた復興への想い
さあ、今度は熊本・大分の被災地へ!
さあ、今度は熊本・大分の被災地へ!
・各空港会社のホームページで告知されている義援金募集
福島空港 福島空港ビル 4/15.〜 須賀川市社会福祉協議会
http://www.fks-ab.co.jp/info/news_detail.php?news=409
東京国際空港(国内線)日本空港ビルデング 4/16〜6/30 日本赤十字社
https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/information/98/
東京国際空港(国際線)東京国際空港ターミナル 4/19〜6/30 日本ハビタット協会
http://www.haneda-airport.jp/inter/info/N0000204/20160419.pdf
富山空港 富山空港ターミナルビル 4/22.〜 日本赤十字社
http://www.toyama-airport.co.jp/new/post_17058.html
中部国際空港 4/20〜5/31 愛知県(義援金窓口)
http://www.centrair.jp/whatsnew/1199409_1429.html
宮崎空港 宮崎空港ビル 4/19.〜 日本赤十字社
http://www.miyazaki-airport.co.jp/news/information/46.html
鹿児島空港 鹿児島空港ビルディング 4/20〜6/30 日本赤十字社
https://www.facebook.com/koj.kab/